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＠三軒茶屋 世田谷パブリックシアター(2022/06/25-07/20 19ステージ)
全指定 S席［1・2階席］9500円 A席［3階席］7500円
＠兵庫県立芸術文化センター阪急 中ホール 7/22-24 4ステージ
作：ケラリーノ・サンドロヴィッチ[ナイロン100℃] 演出：河原雅彦
音楽・演奏：在日ファンク 美術：石原 敬 照明：齋藤茂男
音楽監督：村上基（在日ファンク） 音響：大木裕介 映像：ムーチョ村松
衣裳：髙木阿友子 ヘアメイク：西川直子 ステージング：藤田善宏
演出助手：加藤由紀子 舞台監督：齋藤英明 宣伝美術：菅原麻衣子
宣伝：ディップス・プラネット 制作助手：林 弥生、島村 楓
制作：中柄毅志、栁 百恵、羽根有希乃、中村礼可
企画：水川 薫 プロデューサー：矢野浩之 後援：フジテレビジョンニッポン放送
主催：関西テレビ放送、サンライズプロモーション東京
出演： 初演 今回 2001/7/5－21 2022/6/25-7/20 20ステージ 19ステージ 青山円形劇場 世田谷パブリックシアター 演出：KERA 河原雅彦 音楽：たま 在日ファンク 70分/75分 65分/70分 間宮将樹 佐藤アツヒロ 古川雄輝 海老沢キオリ(十三の娘)中嶋朋子 平野綾 下平(警官) 近藤芳正 坪倉由幸［我が家］ 木村(タクシー運転手) 三宅弘城 浜野謙太 海老沢十三(ホラー作家)内田紳一郎 堀部圭亮 赤井ユカ(十三のファン)村岡希美 長井短
老人・十日市 石川浩司 伊藤ヨタロウ 少年 知久寿焼 浜野謙太 ロシア人 滝本晃司 ジェントル伊藤
2022/07/05(火)小雨 1:00-3:39PM(65/休20/70)1F中央中段 客席3割（200人）
客層:3世代、20-30才台とベテラン女性。
客入れ:感染対策。手指消毒、検温、セルフもぎり。最前B列、後方5,6列は空席。
当日パンフなし。物販。パンフ A4 1800円、クリアファイル、ハーブティー。
カーテンコール演出1回+2回+1曲（浜野+平野+ヨタロウ）。
2001年初演、河原総代演出で21年ぶりの再演。
舞台。円弧を描く2階立て。レトロな居間、下手ソファ、上手テーブルセット。
出入口は玄関が下手、母屋が中央、上手も？。上手に甲冑、ドア上に鹿頭はく製。
郵便ポスト、コンクリ壁、四隅に街灯と外が侵食したビジュル。下手階段から2F。
円弧状大スクリーンに町の風景／在日ファンク。演奏時はグラフィックCG＋決め
言葉・歌詞がバーン。
お話。ホラー作家十三は娘と田舎暮らし、霊障よろず相談＋お守りでちゃかり商売。
双子のもう一人の娘が殺された命日に知ってか知らずか、様々な人達がやってくる。
油を売る巡査、ファンという女性、腹痛を訴えるタクシー運転手。そして、加害者の
少年が刑期を終え、焼香がしたいと訪ねてくる、が。
今南北なリアルな因縁、歪んだ愛憎譚。怖くて震え、切なすぎて涙も及ばない素敵。
ずらしたおかしみを散りばめて、ベタホラーとしないのはらしいところ。音楽が
たまから在日ファンクと、スパイシーな味変でより目覚ましくなり。単体の
「カッコ良さ」と河原総代の冴えた音楽使いでとても美味く出来上がり。内外が
混在した装置、上段はあの世とこの世のあわいとした不思議な空間演出がいい。
実は三役超の浜野さん。バカ爆発、ファンキー&セクシー、無辜の哀れとどれだけ
出来るんだという欲深なキャラ変の魅力。流石。長井さんんがナチュラルに複雑な
役所。もっと舞台で見たい。ムーディーな平野さん。オマケの歌唱で俄然エッジを
効かせて豹変、真骨頂。驚くねこ。