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＠吉祥寺 吉祥寺シアター（2022/11/10-13 4ステージ）
全自由 一般4000円 アルテ友の会3600円
演出・振付・出演:近藤良平、黒田育世
照明: 中山奈美 音響: 牛川紀政 技術監督: 寅川英司 舞台監督:佐藤あおい
小道具 演出部: 茂木まい 宣伝イラスト:ハト 宣伝美術: 横山彰乃
記録映像:高橋啓祐 記録写真: 関暁 制作: 瀧本麻璃英
制作アシスタント : 関あゆみ
協力: 公益財団法人武蔵野文化生涯学習事業団 主催: 一般社団法人黒田育世事務所
文化庁 「ARTS for the future! 2」 補助対象事業
2022/11/10(木）晴 7:31-8:52PM(1'21)中段中央 客席6割（100人）
客層:20-30才台女性最多で2世代。
客入れ:感染対策。手指消毒、検温。待ち20人超。最前A列、両サイドブロックに
空席。当日パンフA5 3ページ。カーテンコール2回。
2004年セッションハウス初演、本劇場では2006年以来。続編のような、愛人＝
あいじんと読ませた、2010年芸劇公演以来見るねこ。
舞台。私達の部屋、調度類らを三方壁沿い。時計回りにナイトスタンド、姿見鏡、
(中央）トランク、洗濯機、ソファセットとナイトスタンド、冷蔵庫と電子レンジ、
机と椅子、壁に一幅の絵、（上手）床に鉢植えの花、スタンド。床手前にホースを
コ字置き。
構成。恋人達のあれこれ、仲良く、時には荒れ模様。
愉快痛快、自由闊達。これを見ちゃうと、他のコンテンポラリーダンスは重すぎると
思うほどに、青春のバカ恋愛模様を描く。近藤さんは何時もの風来坊ぶりだけど、
ダンスはより軽やか伸びやか。黒田さんがバカ爆発、痛みがスラップステックな
おかしみに転じてる感。恋人へのスネを、Sっ気ふんだんな行為で現して、ハラハラな
見ものとし。バカをしてても身体、動きはキレキレでキレイと、もうカッコイいい。
なんだか気持ちも晴れたし、あらためて２人のことが好きになったねこ。
構成覚え書き
・「開けて」往来の中、自転車で行き過ぎ、戻って会場入り。
・ハイヒールでカツカツと圧を発する黒田（程なく裸足）パンなど本気投げ合い
（緊迫）。受けて黒田、レンジでチン。ラジカセから女声モノローグ+ジャズ。
アイスランドで男性と。デュオ、バタバタ、キレキレ。
・黒田、3Fバルコニーからスーパーボール2個落とし、近藤追いかけ（魂が…ポツリ）
・日本語歌詞ジャズヴォーカル♪。子供のように遊び踊る２人。床ホースに吹き入れ
出口で様子を見る黒田ら。次第荒れ模様で喧嘩、恋人が許せない黒田の連続攻撃。
・バカな男〜なんちゃら♪。近藤、大振りのソロ
・黒田戻って、壁から板を剥がし、頭で割る。口から血を流し、心配顔の近藤の
白Tシャツへ血を吹き出す。フラフラ乱調の黒田が頭突きしまくり。止めようと
する近藤はきりきり舞いの目に。
・近藤、冷蔵庫から大ぶりのスイカ出して、手前置き。黒田にヘルメット付けさせて
頭突きでスイカ割り。頭を大事に〜♪と近藤ギター弾き語り。
・サマータイム♪。２人添い寝。黒田、やおら起き上がり、幽鬼のように歩き出し。
スイカを、両手に取って握り潰す、笑う、狂う。近藤、取って食べる。
・２人マスク付け。黒田、バスケットを片手に客席内へ。お客の両手を出させ、
アルコール多量噴射、ヤクルトを手渡し、ストローを持った手を振り下ろす
（ヤクルトに刺す。近藤、笛をピッと吹く。）。黒田ひと暴れして移動。
ヤクルトをあげると見せかけて消毒。ヤクルト6本パックのまま渡し、ストロー
連続さし。舞台へよろよろと戻り、そのまま捌ける
・近藤トーク。スタッフ、散らかしを片づけ掃除。18年前は5月、今は11月、冬の
スイカは高いです、無駄にはしません。スタッフへ、頑張れ若者達！。捌けて無人
休憩な時間しばし。
・パステル服の２人。ハッピーな音楽とデュオ。R&B、ラテン、ミラーボール、
ポーズ決めるダンス。やがて荒れ模様。黒田、もらった花弁を口に入れたと
思ったら、吹き飛ばす。ワルツ？マーチ？。バタバタ、繰り返しロール。
壁に２人手をついて諦め顔。
・近藤、洗濯乾燥機からシャツなど、たたみ積み。黒田、シャツをレンジでチン
する（近藤 暖かい）、さらにマヨネーズをかけ、スイカを盛る。近藤がっかり。
仲直りとプレゼントの小箱を渡すが、黒田は足で踏み潰す。
・ジャズ・ボサノバ。がっかりの近藤、横たわり。黒田がアプローチしても、目を
覚まさない。またがり、すいか盛り、顔に靴置き。黒田泣く。ロミジュリみたい。
目覚めない恋人にSっ気入れてアプローチ。
・近藤、トイピアノ弾き、黒田、コッペリア 人形めいて踊る。バードランドの
子守歌♪で軽やかにデュオ。以下数曲デュオが続き。