＠新宿 紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYA（2024/04/06-29 24ステージ）
全指定 8800円 夜チケット7000円 U-30 6600円 高校生以下2000円
＠所沢 所沢市民文化センターミューズ マーキーホール 5/8
＠山形 川西町フレンドリープラザ 5/11
作：井上ひさし 演出：栗山民也 音楽：クルト・ヴァイル 宇野誠一郎
音楽監督：久米大作 美術：長田佳代子 照明：服部基 音響：井上正弘
振付：井手茂太[イデビアン・クルー] 衣装：前田文子 ヘアメイク：佐藤裕子
歌唱指導：やまぐちあき 宣伝美術：ささめやゆき 演出助手：戸塚萌
舞台監督：村田句作 制作統括：井上麻矢
出演：
ラサール石井：伊藤菊治（46 弁護士）
秋山菜津子：伊藤秋子（38 弁護士）
瀬戸さおり：伊藤永子（19 秋子の娘）
久保酎吉：竹上玲吉（69 弁護士）
粕谷吉洋：田中正（28 法律事務所事務員・夜学生）
藤谷理子[ヨーロッパ企画]：ナンシー岡本（29 将校クラブ専属歌手）
板垣桃子[劇団桟敷童子]：チェリー富士山（29 将校クラブ専属歌手）
前田旺志郎：片岡健（19 新橋片岡組組長代理で学生）
土屋佑壱[pnish]：ビル小笠原（35 米陸軍・法務大尉）
朴勝哲（ピアノ演奏）
2024/04/14（日）夏日 1:02-2:52PM（82/休18/68）中段上手 客席6割？（250人？）
客層：2世代、ベテラン中心、女性7割。
客入れ：感染対策。手指消毒任意。当日パンフ無し。後方客席が空席。物販。パンフ
B5 1200円。カーテンコール2回。
東京裁判の時代を描く三部作の第二部。2003年新国立劇場初演、こまつ座は初上演。
舞台。板敷きの二面島舞台、下手客席前にアップライトピアノ。壁装置の上方に
「丸い穴」。
お話。東京裁判にて、政治家・松岡洋右の弁護を担当した夫婦と、取り巻く新橋の
人々の話。在日朝鮮人の扱いほか、国家と国民をたくさんのエピソードから描いて
いく。
戦後の日本の話なのに刺さりまくるのは初演に増し。国民無視、議会の横暴、戦争に
よる解決ら、世界と日本がやり過ごし、今に直面する問題が目白押し。数々の台詞の
生々しさに驚き、げんなりするねこ。厳しいありさまなのだけど、人々の優しい言葉
と優しい目線、笑い、底に自責の念と悔恨が常にあって、救われる思いも同時にし。
音楽、クルト・ヴァイル 宇野誠一郎の口ずさみたくなるメロディが沢山あるのもまた。
登場人物＋演じる役者の嬉しいありさま。菊治にラサール石井さん、ちょっと女と
お金にだらしないけど、愛嬌がある（大切）。そんな夫が好きな秋子に秋山菜津子
さん、信念の人、凛とした佇まい、それでも揺らぐとこに人間味あり。2人の娘に
瀬戸さおりさん、何故と問いかける、その真っ直ぐな瞳委が素敵。老弁護士・
久保酎吉さん。巧い、暖かい、久々に見られて嬉しいねこ。ともに光と影を負う、
仲良く喧嘩する歌姫達に藤谷理子さん、板垣桃子さん。溌剌として歌声は美しくて
オアシス。
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