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　「ウイング再演大博覧會2025」コトリ会議「新幹線も弾く毛布と愛おしい明け方〜 　空からモグラの穴まで空虚」
　「小鳥。名前はコネリ。」「あたたたかな北上」

　＠大阪周防　ウイングフィールド(2025/10/03-5 7ステージ)
　全自由　前売・当日共通　一般2800円　U18 1500円　遠方割1000円
　障害者手帳をお持ちの方　300円引き

　作：山本正典　演出：小濱昭博[チェルノゼム]
　舞台監督：村田瞳子　音響：瀧宮茜[劇団蝉しぐれ / 劇団CLOUD9]照明：石田光羽
　制作：若旦那家康　当日運営：要小飴[遊気舎]
　宣伝美術：小泉俊[KODEMA[小泉デザイン製作所]]
　舞台映像：坊内文彦[TRANSIT FIELD]
　出演：
　青草猫[金木犀の肌]、大石丈太郎[コトリ会議]、小濱昭博[チェルノゼム]、
　高瀬川すてら[劇団ZTON]、高橋義和、橘麦、新部聖子[少年王者舘]
　旗手絵美子、若旦那家康[コトリ会議]

　「新幹線も弾く毛布と愛おしい明け方~空からモグラの穴まで空虚」
　初演:2015年10月10日(土)~11日(日)@新潟古町えんとつシアター

　若旦那家康：ケヴィン
　小濱昭博：トム
　大石丈太郎：ジョージ

　「小鳥。名前はコネリ。」
　初演:2016年2月7日(日)@大阪市立芸術創造館(大阪市主催 演劇ショーケース
　「大大阪舞台博覧会 vol.2」参加作品)

　旗手絵美子：お母さん
　高瀬川すてら：あなた
　高橋義和：ト書き

　「あたたたかな北上」
　初演:2016年1月15日(金)〜17日(日) @アトリエS-pace
　2016年4月1日(金)~3日(日) @こまばアゴラ劇場

　　　　　　 初演　　　　今回
　うたたろう:原竹志　　　大石丈太郎
　かな　　　:小中太　　　青草猫

　としあき　:竹内宏樹　　高橋義和
　へそみ　　:牛嶋千佳　　新部聖子

　火星人　　:若旦那家康　高瀬川すてら
　カーナビ　:室屋和美　　橘麦
　2025/10/04(土）曇　4:34-5:55PM(1'20)中段上手　客席7割（25人）
　客層:2世代　子供連れあり　男性過半数。
　客入れ:感染対策　手指消毒任意。低椅子1バイブ椅子4列。当日パンフ A4 両面
　物販　過去上演台本。若旦那家康さんが各作品のことを前説、話しながら衣装を
　着せられていく主役でもある「新幹線…」(笑い）。カーテンコール1回。

　同年代の趣が異なる短編の再演三本立て。仙台の劇団 短距離男道ミサイル(現MICHInoX)
　の元劇団員・小浜昭博さんが演出。
　舞台。壁際に背もたれ付木製椅子5、衣装ラック、スツール2。車の座席など見立て。

　「新幹線…」お話。能力に目覚め、友人を心ならずも殺してしてしまった青年の数奇な
　逃避行。男性３人の作品は珍しいとか。行方知れずのスクリューボールコメディ。
　主人公以外はくるくる役替わり、小浜昭博さんとても器用。故人をカツラで見立てて、
　それをシニカルな笑いに持って行ったりなど、演劇ならでわの面白さ。騒々しくも
　ブラックで、ちょっと物悲しい味わい○。

　「小鳥。名前はコネリ」お話。ベッドに横たわる母、傍らに付き添う娘。極々小音量の
　会話劇（針の落ちる音も聞こえるな環境なのに、スマホ鳴らす不届きな観客あり。）
　何もなさげだけど、歌のタイトルがへんてこだったり、ちょっとスパイシー。興味津々と
　耳をそばだてるねこ。

　「あたたたかな北上　初演では口コミでアゴラが超満員となり、東京の観客にコトリ会議
　を知らしめた名実ともに出世作。お話。北へ、月へと脱出を図るレジスタンス達。
　成功の望みはない上に番狂わせが…。出自が異なり、個性あふれる役者を揃え、
　彩り豊かになり。なきFUKAIPRODUCE羽衣の２人が遠距離通信のコンビを演じて嬉しい
　ところ。
　
　以上、賑わいや不可思議の趣は異なれども、スンとした言葉の美しさ、消えない寂しさは
　通底。山本正典演劇祭を楽しむねこ。


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