ガーディアン･ガーデン演劇フェスティバル in
フジタヴァンテ 特別公演
宮沢章夫プロデュース「alt.」
＠代々木・フジタヴァンテ (1998/6/12-14 6ステージ) 全自由前売3800当日4000
構成・演出：宮沢章夫 演出協力：林巻子 作曲：桜井圭介
出演：小浜正寛、松竹生、加藤直美、井苅智幸、金子真一郎、倉澤愛、近藤和義、
鈴木深雪、砂川仁成、柴垣裕保、杉山文雄、高木珠里、成田さほ子、根本史紀、
本多真弓、藤塚卓実、松井吉徳、山内奈央
1998/6/14(日)雨 5:00??-6:50？？ あちこちから 客200人ほど
客層：20才代中心、女性過半数。30〜40才代も結構数。
客入れ：あちこち青空（屋内だけど）パフォーマンス。常に通路を確保するように
群衆を係員が注意、誘導あり。
宮沢章夫の紋切り型じゃない表現で作品をつくろうな試み。作家と役者はオーディ
ションで選抜した若手、共同演出にロマンチカの林巻子を迎え。種々雑多な演劇な
インスタレーションを、もともと美術館してるホールとロビー中で同時多発に展開
観客は客寄せに呼び集められ、または思い思いに参加、観察する。な趣向。
散策してみる路傍のお楽しみ。またはお客込みでお間抜けしてる面白さ。おもな演
劇な展示物、以下に列挙。名を呼び合い、絡むカップルが造るがらくたをとぼけ顔
でいかにも解説する「愛の現代美術」。種々のうんちく「レクチャー」。会話風景
を切り取った、四つの「物語」。着せ替えショー。喧嘩ショー。同じ台本をお客参
加で演出変容させる「ウワボ」。音カセットがメニューな「喫茶ドリーム」。恋人
通しの痴話喧嘩勝負「ねじれ」。家族で楽しくボーリングしてるそのままビデオ。
手を降り続ける女、ビラを中に貼ったロッカー、ゴミアート、耳だけ出した男、な
ど人や物の置物なパフォーマンス。などなど。ねこがメモっただけで40点ほどあり
の混沌。
まとも顔でくだらない「現代美術」「ウワボ」○。前者は、加藤直美ののほほん演
技、好き勝手な解説者、一見まとも顔でみてる？お客の様子がおもしろい。決めの
一言が笑わせる「ねじれ」も○。レクチャーや物語はまんまねた、べたで△。風景
そのものより、宮沢氏らしいナンセンスないたずらな笑いあるのが好き。と、どう
してもねたで見てしまうねこ。試み全体がお客の自由度ありすぎ故か、漠然として
感じて？。もっと求心力ある構成にしてくれた方が楽しめたかもねこ。
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