三谷幸喜 PARCO presents「彦馬がゆく HIKOMA,THE HERO.」
＠渋谷 ＰＡＲＣＯ劇場(2002/1/8-2/3 31ステージ)
http://www.parco-city.co.jp/play/
全指定 前売当日とも 8500円
＠大阪シアタードラマシティ 2/9-3/3
＠ル テアトル銀座 3/9-3/31
作・演出：三谷幸喜 音楽：服部隆之 美術：堀尾幸男 照明：服部 基
衣装：黒須はな子 音響：井上正弘 ヘアメイク：河村陽子
舞台監督：松坂哲生 宣伝美術：高橋雅之 宣伝写真：新山健次
イラストレーション：村田篤司 製作：伊東 勇 プロデューサー：佐藤 玄
企画：(株)コードリー 製作：(株）パルコ
出演：下記
2002/1/12(土)晴れ 7:05-10:15PM(80/休20/90) 後方より 客席超満員(470人)
客層：老若男女、幅広く。おじさん結構。
客入れ：当日券、電話予約。詳細不明。キャンセル待ちか20人列が受付にあり。
注意アナウンスはいつものように茶目っ気あるもの。折り込みパンフなし。
物販。パンフ（Ａ４横版、56ページ、写真アルバム仕立て。1500円。）ポスター
(500円)
1990,93年東京サンシャインボーイズ上演。ほとんどのキャストを一新、加筆改訂
しての再演。当PARCO劇場のほか、中規模劇場・ル テアトル公演もあり、比較的
チケットがとりやすいのが嬉しいところ。
舞台。ペンペン草が顔をだす、板張りの庭。上手、かやぶき屋根の母屋と縁側。
石壁の上に高く板塀。覗く雑木林は桜や柿の木、遷ろう季節毎に風情。左右、客席側
に土蔵なしっくい壁の一部。
お話。幕末。日本初の写真屋さん。往来する人物、お客は歴史の立て役者ぞろい。
デモ、写真屋の主はマイペース、主義主張を越えて誰でもok主義。時代に取り残さ
れたように家業と恋の一家にも、やがて個々人に荒波の余波がやってくる。
みんな、いー顔、幸せ感じるねこ。慎ましくも太陽と輝き、陰っても変わらない強さ
でもちょっと淋しさも覗かせる、人の愛おしさ全編。世間では超人な人物も、写真機
の前では素顔、ぽろりと弱音の人間味。弱さの上の強さ、芯に一本貫く信条が尊い。
大儀と家族を守ることもそれ故等価。親しみに勇気づけられるねこ。それはないだろ
うな暴走三谷キャラ、演出そこかしこで美味しい。桂さん登場シーンとか、ＴＳＢ
時代と同じだったりも嬉しい。呆れるより、ノリで観るのが○。
役者。初演続投の二人が素敵。梶原さん、暴れはっちゃくぶり◎。阿南さん、役を
愛してるのがわかる、いー表情。好青年ぶりが素直にいい、筒井さん。三谷作品に
すっと収まり◎。久々のお惚け演技もナイス、松重さん。ヒキョウに美味しい、
凸凹豹変な役者芝居、大倉さん。健気さに泪誘われの嬉しい熱演、酒井さん。
ちょこらんとした慎ましい佇まいがなんともいい、小日向さん。変わらない、らしさ
がこれまた○、松金さん。きょとん顔の素敵、温水さん。豪華キャラのマイナーな
はまり加減が楽しいねこ。
初演（未見） 再演 今回
東京サンシャインボーイズ パルコＰ
1990/4/10-15 1993/11/10-19 2002/1/8-2/4
11/22-12/ 5 3/9-31
12/8-12 2/9-3/3
８ステージ ３９ステージ ８３ステージ
ザ・スズナリ THEATER/TOPS PARCO劇場
紀伊國屋ホール ルテアトル銀座
上本町近鉄劇場 シアタードラマシティ
上演時間：？ 2'20(休憩なし) 2'55(休憩含まず)
前売：2000円 8500円
美術 ：大竹潤一郎 ← 堀尾幸男
音楽 ：− − 服部隆之
照明 ：佐藤公穂 ← 服部 基
音響 ：河村徳子 ← 井上正弘
宣伝美術：水野裕子 鳥井和昌 高橋雅之
舞台監督：大竹潤一郎 村岡晋ほか 松坂哲生
制作 ：泉田亜由美 佐藤安里ほか 伊東 勇
神田彦馬（写真師）：小林 隆 ← 小日向文世
神田 菊（その妻）：かんみほこ 斉藤清子 松金よね子
神田陽一郎（長男）：相島一之 ← 伊原剛志
神田小豆（長女） ：宮地雅子 ← 酒井美紀
神田金之介（次男）：水野裕子 伊藤俊人 筒井道隆
しのさん(陽一郎の恋人)：斉藤清子 西田 薫 瀬戸カトリーヌ
坂本竜馬 ：西村雅彦 ← 松重 豊
桂小五郎 ：梶原 善 ← ←
伊藤俊輔 ：甲本雅裕 ← 大倉孝二
西郷吉之助 ：福島三郎 近藤芳正 温水洋一
近藤 勇 ：阿南健治 ← ←
高杉晋作 ：−− 野仲 功 本間憲一 ［月間一覧］
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