＠渋谷 PARCO劇場(2004/12/18-1/26 33ステージ)
http://www.parco-play.com/web/page/
＠大阪 シアタードラマシティ 2/2-13 13ステージ
全指定 前売り当日とも8000円
作・演出：三谷幸喜 美術：堀尾幸男[HORIO] 照明：服部 基[あかり組]
衣装：黒須はな子 音響：井上正弘[オフィス新音] ヘアメイク：河村陽子[Dab]
方言指導：生瀬勝久 演出補：白井美和子 舞台監督：松坂哲生
宣伝美術：高橋雅之[タカハシデザイン室] 宣伝写真：西村 淳
製作：伊東 勇 プロデューサー：佐藤 玄 企画協力：(株)コードリー
企画・製作：(株）パルコ
出演：
戸田恵子
生演奏：小竹満里(マリンバ)、山下由紀子(パーカッション)
2004/12/30(木)晴 2:05-4:13PM(2'05) 前方より 客席満員(460人)
客層：20-30歳代最多に老若男女、幅広く。女性過半数、カップル多め。
客入れ：当日券不明、補助いす通常通りあり。PARCOのオンラインチケットを初め
て使ったけど、発券まで1分以上？と時間かかりすぎ。折り込みパンフなし。
物販。パンフ(A4 オールカラー 40p 1500円)きれいなつくり。戸田さんの女優
半生回顧。方言指導 生瀬さんを入れての対談ほか、読み物結構。CD 1500円、
クリアファイル500円、ポスター500円、長袖Tシャツ2500円、半袖2000円。
開演前諸注意は三谷さんから。ややうけ。カーテンコール2回3分。
作家初の「一人芝居」が話題の新作公演。
舞台。劇場楽屋の島舞台が上手よりに置かれ、上方にバンドスペース。小綺麗な
広め８畳。下手、「幕」の壁際に三面鏡、衣装ラック、小箪笥。壁に酉年カレンダー
中央、三人掛けソファにクッション、ぬいぐるみと木製テーブル。上手、正面に
玉のれんと提灯衣装ののれん。壁際に子猫が群がる巨大招き猫、台上にぬいぐるみ
の山、姿見鏡と花束。
お話。雑誌記者の取材に答えながらの大阪芸人回顧録。そもそも芸事を仕込んだ
趣味人な父親、初恋の「ぼん」と初めての漫才相方「兄やん」。最初の亭主で
ある「師匠」、最後を看取ることになる相方であり、二番目の亭主。彼女の人生を
彩ってきた男たちとのすったもんだ、芸道をまっとうした人生の悲喜こもごも。
濃い口人生劇場な半生記を、江戸前にからっと仕上げ。関西なんとかによらず、
普遍な味付け。三谷氏こだわりの仕掛けあれこれ。パンフにあるよう、徹頭徹尾
「会話劇」。一人芝居なんにモノローグによらず、見えない人と「会話」。さらに
見えずとも「個性的に見せる」演出とスタッフワークに工夫。時折、そこまで凝ら
ずともと思えど、おおむね素直に驚き楽しむねこ。
芸達者・戸田恵子、さすが期待を裏切らず。自分をほめてあげたい！な渾身の完走
ぶり。拍手。お客にもちとハードル、集中力と想像力が求められ。前向きな心構え
でみると○（ぼっさり観てると逆に疲れ、まあほどほどに）。終盤、心の闇を探る
な、お説教ですかな、これも三谷氏らしい挿入あり。うーん、ちとしつこい言葉の
重ね方とか必須？と疑問をもつねこ。
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