＠渋谷 PARCO劇場(2005/11/30-12/30 34ステージ）11/27-29プレビュー
http://www.parco-play.com/web/page/
全指定 前売当日とも9000円
＠大阪 シアター・ドラマシティ 1/6-29 28ステージ
作・演出：三谷幸喜 音楽：本間勇輔 美術：堀尾幸男 照明：服部基
衣裳：黒須はな子 音響：井上正弘 ヘアメイク：河村陽子 舞台監督：松坂哲生
宣伝美術：タカハシデザイン室 宣伝写真：細川晃 製作：伊東勇
プロデューサー：佐藤玄 制作：毛利美咲
企画：（株）コードリー 製作：㈱パルコ
http://www.parco-play.com/web/play/yasasii/
出演：下記
2005/12/2(金)曇｜雨 7:06-9:11PM(2'04) 前方下手 客席満員(460人)
客層：20-30歳代最多に大人より、中年層結構。女性過半数。
客入れ：当日券詳細不明。ロビーは花のトンネル。折り込みパンフなし。折り込み
チラシ、それなり厚さ。開演前挨拶アナウンスなし、終演後はあり(今日は？12号)
物販。パンフ(A4 58ページ 1800円)挨拶、見開き役者インタビュー、陪審員制度
資料。希望者に手提げビニール袋つき。ポスター500円。12/7販売サントラCD予約中
カーテンコール2回1分。
三谷さんの思い入れ作品、13年ぶり上演（TSB時代に３演、途中91年映画化）
舞台。昭和初期な木と漆喰の官舎。渋い色の床と薄くすすけた壁と天井梁に歴史と
営みを感じさせ。正面奥に両開き扉、上に磨りガラスの明かり取り窓。八百屋舞台
な部屋中央にドーナツ状円卓、ぐるり優美な曲線を描く椅子12。卓上の灰皿２に
広い心、手前の子供椅子１に少数派の存在を暗示させ。壁沿い、上手角にミネラル
ウオーターサーバーと紙コップ。ホワイトボード、脇にベンチ。転じて、下手角に
壁付きのベンチと座布団で寝ること可能、手前に小机。
お話。別れ話の夫を口論の末に突き飛ばし、車にひき殺させた疑いをもたれた美人
妻の罪を審議する12人の陪審員たち。もとは映画「十二人の怒れる男」。薄い証拠
に疑問を持った怒れる男・ヘンリーフォンダが、容疑者である若者の無罪を出張。
バトルフィーバーの末に全員納得するという裁判劇。
うまーい上等コメディ復古、華と個性の役者でどきどき感アップ。間近い陪審員
制度うんぬんとか、正義とはなんだとか、堅く構えず。ていうかそこを抜き、正義
のためでなく、プライドや意地の突っ張りあいでカンカンガクガクする面白さ。
ながら、いつしか相乗効果に一つの真実にまとまっていく、奇跡のような巧さ。
スパイス直仕込みのクリアな西洋料理でなく、まったり甘いんだけど案配旨いハヤシ
ライスていうか。日本人ならではのおいしさ、優しさか、を堪能、ほこほこいい気
分ねこ。裁判劇としてとか、ミステリとしてとか、とがって見ちゃうと、詰めが
甘甘なのは明らかなんで、おおらかにみた方が○と思うねこ。
役者。2時間でずっぱりの缶詰地獄、緊張心労のほどを労いたし。個々個性が粒だ
って、予想通りにメリハリ、わくわく感が向上。生瀬さん、孤軍奮闘キャラ。対番
キャラが山寺さん？で加熱の構図。ときどき同類にみえちゃう（台詞にもあった？
、なんかキャラ似てる）のが惜しい。小日向さん、さすがの芸達者。浅野さんも
ベテランの味。温水さん、お仕事ご苦労様に奮闘。江口さん、ちと生硬、そのうち
遊び出すかしらん。
初演(未見) 再演(未見) ３演 今回 1990/7/30-8/3 1991/3/21-29 1992/9/8-20 2005/11/30-12/30 18ステージ 34ステージ シアターサンモール THEATER/TOPS PARCO PARCO劇場 スペースパート3 3500円 9000円 演出：三谷幸喜 ← 三谷幸喜と 三谷幸喜 東京サンシャインボーイズ 舞台美術： 大竹潤一郎 堀尾幸男 出演： 陪審員１号：小原雅人 ← 甲本雅裕 浅野和之 ２号：相島一之 ← ← 生瀬勝久 ３号：阿南健治 ← 小林 隆 伊藤正之 ４号：小林 隆 ← 阿南健治 筒井道隆 ５号：かんみほこ 岡崎淑子 横田由和 石田ゆり子 ６号：一橋壮太郎 ← 近藤芳正 堀部圭亮 ７号：梶原 善 ← ← 温水洋一 ８号：斉藤清子 ← ← 鈴木砂羽 ９号：西村雅彦 ← ← 小日向文世 １０号：宮地雅子 ← ← 堀内敬子 １１号：野仲 功 ← ← 江口洋介 １２号：伊藤俊人 ← ← 山寺宏一 守衛：福島三郎 ← 小原雅人 青年：甲本雅裕 ← 裁判長(声)：山本 亘 ←
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