＠駒場東大前 こまばアゴラ劇場(2006/11/9-14 8ステージ)
http://www.komaba-agora.com/
全自由(整理番号付)前売・予約 2800円 当日3300円
昼ギャザ割引13m来場人数に応じる割引制度
＠小倉 北九州芸術劇場小劇場 12/2-3 3ステージ
作：北村想 演出：大西一郎[ネオゼネレイター・プロジェクト]
作曲：御神満吉 美術：加藤ちか 照明：阿部康子[あかり組]
音響：青木タクヘイ[ステージオフィス] 舞台監督：小野八着[Jet Stream]
歌唱指導：青柳敦子 チラシ画：富士乃原キャベツ[星の子プロダクション]
宣伝美術：外山もと 写真：門脇大作 制作協力：冬月まみこ、福島史子
制作：有馬実歩 主催：(有)アゴラ企画、こまばアゴラ劇場
企画・制作：モンキー・ロ−ド、（有）アゴラ企画・こまばアゴラ劇場
協力：マナコ・プロジェクト にしすがも創造舎(豊島区文化芸術創造支援事業)
出演：
井上美穂 ：織江
水谷ノブ[少年王者舘] ：シンジ
山口雅義 ：三神三吉
山下千景 ：静子
段丈てつを：銀平
吉田テツオ：ラジオの声
幕間ゲスト
11/9s北村想 11/10s武藤真弓（青年団
演出部）
11/11m芹川藍[劇団青い鳥] s肝付兼太[劇団２１世紀ＦＯＸ］
11/12m流山児祥[流山児☆事務所]
11/13ms寺十吾[tsumazuki no
ishi］
11/14sはせひろいち[劇団ジャブジャブ・サーキット］
2006/11/11(土)曇 7:03-8:58PM(61/12/42)最前列より 客席満員(60人)
客層：20-30歳代中心に幅広く、男女半々。
客入れ：ロビーで元プロジェクトナビ・スタッフ 中島亜希イラスト展開催中。
招待(賛助会員含む)、一般順に入場。雛壇5に椅子席、前方が見やすいと
誘導あり。折り込みチラシそれなり、厚手のビニール袋入りで親切。折り込み
パンフ A4 3ページ。挨拶、配役、スタッフ、予定。 物販。台本1000円
Tシャツ1500円 ほかavecビーズ公演DVD。カーテンコール1回。
元プロジェクトナビ・井上美穂プロデュース。久々の山下千景をはじめ、小劇場演劇
の手練れを集めての公演。北村想書き下ろし新作にて。
舞台。雪中の寺社と石階段を描いた幕。平台で部屋設定のシンプル。幕をとって
掛け軸ら、前半「人生とは」、後半「反省とは」と墨書。
お話。一人の女性歌手と取り巻く周囲を描いて、肩書きは似て非なる人物と物語設定
での前後半。派手やかさとブルージー、シングル盤ＡＢ面とも。Ｄ・リンチのマルホ
ランド・ドライブらをちと彷彿、予想も付かない構成の面白さあり。
飄々と遊びつ皮肉と反骨、情と知で描く今な庶民のエレジー。趣向は庶民の「演歌」
、もり立てる演出は「演」と「歌」。芝居心ある演技、情報量の多い会話、エモー
ショナルな歌、ミステリー添えのサービス精神。世情の裏、哲学、道理に通じた
物言いはドライに切れ味良く。犠牲になるのはいつも庶民との悲哀(と憤り)でうっす
らお湿り。演歌の起源はプロパガンダとのことだけど、社会へけんか腰の哀歌(エレ
ジー）印象。うーん、面白いねこ。
幕間にゲストのトークと歌。劇団21世紀FOX主宰というより声優として影有名な
肝付兼太氏。時間オーバー気味に客席を暖めてくれ。
役者。みな、さすがに巧く、いい味出してて楽しいねこ。とりわけ、山下千景さんが
レスポンス良く、表情豊かにして○。もっと舞台に立ってほしいねこ。
[月間一覧］