＠京都下鴨 アトリエ劇研(2008/12/25-28 3ステージ)
http://www.gekken.net/npogekken/home.html
前売 一般2500円 学生2300円 当日一般2800円 学生2500円
A/B通し券3500円(予約のみ)
＠岡山 本行寺 12/12-13 2ステージ
＠別府 別府市中央公民館 1/10 1ステージ
振付・演出：坂本公成
舞台監督：渡川知彦 音響：奥村朋代（GEKKEN staff room）
照明：川島玲子（GEKKEN staff room）衣裳：堂本教子（きざはし）
舞台美術：高室久志（きざはし、水の家） 宣伝美術：清水俊洋
制作：小鹿由加里（Underline）＋森裕子 主催：Monochrome Circus
出演：Bプロ
「凪」2008年初演 20分 合田有紀、野村香子
「朱鷺によせる哀歌」2007年初演 12分 坂本公成、小寺麻子(ゲスト)
休憩7分
「最後の微笑」2006年初演 33分 森裕子、荻野ちよ、合田有紀、野村香子
Aプロ「水の家」「蠅の誕生」「きざはし」を上演
2008/12/28(日)晴 2:05-3:19PM(20/12/休7/33)最前方中央 客席ほぼ満員(35人)
客層：20歳代中心、学生多そう。あと中年層。女性過半数。
客入れ：桟敷1、雛壇に椅子3列。いずれにせよ舞台至近。案内など適時あり。
折り込みチラシそれなり。パンフ A5 3ページ。挨拶、配役、プログラム解説、
予定掲載。フランス公演後、3/27-29新作「CAGE」＠アトリエ劇研 7月じゅんじゅん
SCIECEに参加「D_E_S_K」＠アトリエ劇研、こまばアゴラ劇場 物販。？。豆乳ラテ
250円とかスナックあり。 カーテンコール1分2回。
まとめて見る機会がなかったカンパニーをやっとこ。川端康成「掌（たなごころ）
の小説」に想を得てはじまった小編から、３×２本。Ａプロもみたかったなあ、ねこ。
舞台。素舞台。
・「凪」(「怪物」よりプログラム変更)
構成。女は男の足の甲に乗り、降りることはなく、抱き合いながら歩き続ける。
融和の後、抵抗、逆転らを経てループ帰還。歩行以外、横リフト、馬乗りなど交え
てのコンタクトダンス。
男女の結びつき、その距離感を至近の仕掛けで描き出す。奇抜なワンアイデアも
それをてらったり、技を誇張することなし。男女の幸福とその危うさを濃厚なタッチ
で醸し出して、堪能ねこ。
・「朱鷺によせる哀歌」
構成。仰向けで突き上げた四肢の上で支えられる女。ノイズと管弦楽が融合した
美しい楽曲の中、地上すれすれで浮遊する肢体。
緊迫感ある硬質の官能美。動きは限定されるも、柔軟なダンサーの肢体は芳醇に
語りかけ。幻惑される心地もするねこ。
・「最後の微笑」
構成。男１女４。凍り付いた笑顔でうろうろしながらコンタクト盛ん。ユニゾンと
乱調の歩行、デュオとトリオ。やがてグルーブ感を増し、笑っていられない疎外と
差別の関係性を見せるも、笑顔は変わらず。
ブラックでシュールな有様を、高完成度のアンサンブルでつづる。シームレスでなだ
らかな個々の動き、めまぐるしく変わるフォーメイションが見物。時折アクロバテ
ィックに歪んだり、マンガなストップモーションでみせたり。感情をフラッシュ、
客席を挑発するよう迫ったり 等演出は一筋縄ではいかず（くりっとした 眼が
キュートな野村香子さんが危険(笑)）。スパイシーなカルテット・コンタクト作品
もう一回みたいねこ。