チケットのオモテとウラ。リアル・タイムカード。
＠駒場東大前 こまばアゴラ劇場(2010/3/15-28 17ステージ)17m,21s,25m追加公演
http://www.komaba-agora.com/
全自由(整理番号付) 前売・予約2500円 当日2800円
高校生以下 前売・当日共1500円(要学生証)
作・演出：柴幸男 舞台監督：佐藤恵 美術：青木拓也 照明：伊藤泰行
音響：星野大輔 衣裳：藤谷香子（快快） ドラマトゥルク：野村政之
演出助手：白川のぞみ（てとあし） 宣伝美術：セキコウ
制作：ZuQnZ with 赤羽ひろみ 製作総指揮：宮永琢生
企画制作：ままごと・ZuQnZ （有）アゴラ企画・こまばアゴラ劇場
主催：（有）アゴラ企画・こまばアゴラ劇場
出演： 飯田一期 ：小梁さん（退職者) いしお ：大石 （新人） 板倉チヒロ[クロムモリブデン]：中村くん（同僚） 折原アキラ[青年団] ：北川さん（先輩） 菊地明香 [ナイロン100℃］ ：鬼頭さん（エレベーター係） 島田桃依 [青年団] ：山本さん（掃除のおばさん） 菅原直樹 [青年団] ：宮澤さん（部長） 鈴木燦 ：小川秀三郎（窓際） 高山玲子 ：長尾さん（契約） 能島瑞穂 [青年団] ：佳子 （小梁の妻） 野津あおい ：明日香 （小梁の娘） 森谷ふみ [ニッポンの河川] ：さつき （お局）
2010/3/15(月)曇 7:36-9:07PM(1'30) 手前中段中央 客席満員(85人)
客層：高校生〜中高年まで幅広く賑わう、演劇桃源郷客席。女性過半数。
客入れ：受付はいつもと違いロビー奥。荷物預かり積極的。17分前開場。
エレベータまたは階段で2F入場。前者選択がより舞台趣向を楽しめ(気分）。
チケットがリアル・タイムカード。入口で機械に入れて「出社」時間登録。
「退社」時も登録しよう。センターステージ、対面客席。手前ベンチ3、
若干椅子1。奧側ベンチ3。狭いの荷物預かり必須。2，3列が見易いと誘導。
舞台全部が見渡せる中段以降、中央寄りが○。
最前列は「営業中社員」が当たるかもしれない、お互いキレよくよけましょうと
「中村くん」からお願いあり。入場後、「社内報」なパンフもらい。
アンケートは鉛筆、ボード付き。折り込みチラシ極厚、うざったいので回収するか
、希望者だけ配布してほしいねこ。「社内報」A4 5ページ。挨拶、社歌、
キャストインタビュー、配役、スタッフ、予定。
次回公演は不明。5月ENBUゼミ卒業公演 作演出＠笹塚ファクトリー、7月ワイルダー
作品＠STスポット、10月「あゆみ」＠愛知芸術。5月別役実作品リーディング演出
＠シアタートラム。2011年4月「わが星」再演＠三鷹芸術文化。
物販。今回分はなし。カーテンコール1回1分。
「わが星」で今年の岸田賞をとった柴幸男最新作。自前レーベルの第2回、実質1回目
ステージ。
舞台。目があると恥ずかしい対面スタジアム客席、間にプレイゾーン。ぐるり外周と
内側に四角ライン。中央の会話劇中、外周では役者が常時立って待機。
お話。社内報作成部署に働く人々と家族の一日。最大のヒット商品が「二足歩行」と
いう会社の経歴は人類史、建設中の社屋は300万階、移動は時間エレベータと荒唐
無稽で面白く、ドラマチックな道具立て。
離れて見えてくる、私たちの掛け替えのない日々と営みの貴さ。暖かな訴えかけに
「わが星」同様、うるうる来てしまうねこ。人生の儚さは終わらないとわからない、
仕事の貴さは後世にならないとわからない という視点で俯瞰する機会を与えて
くれ。ありふれた日々、仕事の貴重さを優しく、ユーモアをもって伝えていく。
平等で批評性が少ないけど、否定せず愛をもって描いてて、ぐっときちゃう仕事疲れ
ねこ。
くるくると動きまわりの役者達。会話や所作しては、バネのように回転、ストップの
決め事振付。歩行、ダッシュ、転倒ら流れには、人間関係の機微も織り込み。リズミ
カルな動き、乗りがいいグルーブが心地良く、リピートしてしまいましたねこ。
チケットのオモテとウラ。リアル・タイムカード。
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