＠吉祥寺 前進座劇場(2011/2/17-22 8ステージ)
http://www.zenshinza.com/gekijo/index.htm
全指定 前売7000円
＠下北沢 本多劇場 1/27-2/6 13ステージ
＠大阪 森ノ宮ピロティホール 2/11-13 5ステージ
＠新潟 りゅーとぴあ劇場 2/26-27 2ステージ
作：千葉雅子[猫のホテル] 演出：河原雅彦
美術：片平圭衣子 照明：倉本泰史 音響：大木裕介 衣裳：木村猛志
映像：ムーチョ村松 殺陣指導：清水大輔 ヘアメイク：武井優子
ナレーション協力：廣川三憲[ナイロン100℃]
小道具：清水克晋 演出助手：矢本翼子 舞台監督：津江健太＋至福団
宣伝美術：CoaGraphics 宣伝写真：引地信彦 宣伝ヘアメイク：川端富生
WEB製作：今城加奈子 MONOLITH 広報：吉田プロモーション
制作：佐々木康志 重田知子 ラインプロデューサー：牛山晃一
プロデューサー：伊藤達哉 企画：真心一座身も心も 製作：ゴーチ・ブラザーズ
出演：
根上たつこ：千葉雅子
根上かつこ：村岡希美[ナイロン100℃]
坂田 聡 ：谷村 寛
河原雅彦 ：末次優二
池田成志 ：松川金水
古田新太[劇団☆新感線]：槇村春樹
がや四人衆
小林顕作[宇宙レコード、コンドルズ] ：7役
ポリスマン・ハ一ベイ、看護師・宮沢、 客・白川、赤間聡、回想の幼いたつこ、
愛人・じゅんこ、受刑者2号
政岡泰志[動物電気] ：12役
ポリスマン・バーナード、大日本猟友会の藤田、ストリッパー・まりえ、
ストリップ小屋の支配人・小渕沢、エディの愛人・大友、元刑務所所長・村越悦郎、
尾藤つばさ、ねぶた湯の店主・木村、サービスエリアのヘビースモーカー、
食堂「めし」のおかあさん・春代、ヤクザ・能村、 受刑者3号
伊達 暁[阿佐ヶ谷スパイダーズ] ：11役
ポリスマン・レイノルズ、アパートのご近所さん・岩見、客・生田、
スナック虹のマスター・子安、立木あきら、役場の工藤、回想の幼い夏夫、
サービスエリアのヘビースモーカー、ヤクザ・津代志、警官・野村、受刑者1号
信川清順 ：
村越直美、ユメ子、受刑者4号
2011/2/21(月)曇 7:06-9:36PM(2'27)中段上手 客席満員(450人)
客層：20-30歳代中心、女性8，9割。演劇関係者ぽつぽつ。
客入れ：キャラの割りに通路、ロビー狭め。折り込みチラシ厚め。パンフ A5 3ページ。
配役、スタッフ。物販。パンフ 大判B4 34ページ 1500円。Tシャツ2500円。手拭800円
終演後は役者が手売り。さわるだけでもいいですと声かけ。カーテンコール2回3分。
坂田さんへの恒例むちゃぶりあり。
2年ぶりの最終章。本編前にこれまでの話と登場人物紹介映像。突っ込みコメント
とも紹介。
舞台。今回は前進座でみたかったのですな、常設花道。前後が意外と狭いので客席
行脚演出で役者近め。舞台は持ち込み式、急速動く歩道を仕込んで、立ったまま移動
でき。
お話。虐待をつくした母へ復讐を誓う姉。それを防ごうとする妹。妹を慕いながら
運命の渦潮きりきり舞いの元看守。そしてなにかと訳知りの姉の保護司。
というレギュラーでの有為転変。今回は姉妹に兄が居る？って、聞いてないよ
設定。しかも殺したはずの母が生きているって、どういうこと？からスタート。
役者とハデ演出をみる楽しみ、わんこそば状態。夜の講談師・松川金水こと
池田成志。セクハラ放し飼い、ていうか自由放談、無自覚にセクシー。ゲイ村の
リーダー・植村春樹君・古田新太。天使な笑顔、痛くとも結構平気言動。
わかりやすいおもて面だけに、裏が勘ぐられて、魅力増し。2人が駄弁をアドリブ
混じりに交わす食事場面には笑うねこ。ほとんどこの2人だけみられれば、今日は
帰ってもいいかもな気持ちねこ。
絶え間なく好戦的な姉・千葉雅子、不幸を呼ぶ妹・村岡希美、痛い元看守・坂田聡、
ちょい出でも謎の余韻・河原雅彦、祭の囃子方なガヤ衆 らの絡みは揺るぎなく。
ハラハラ場面も安心して楽しめ。
前進座の演出では花道スッポンから登場追加。もうちょっと花道使ってもほしかった
ねこ（花道を歩きたいと元看守・坂田聡に言わせたりしてたけど）。
お楽しみのバトルシーンは、鯉の滝登り、逆転の帯ほどきとか、工夫あれこれ添え。
サプライズも欠かさずいれて、サービス120％、楽しいところ。
お話は謎があきらかとなり、確執解消、収まるとこに収まってすっきり。ちと物足り
ないけど、笑いとケレン味たっぷり、さらに泣かす人情ドラマも忘れずとくれば、
贅沢な不満なり。
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