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 真心一座 身も心も 第三弾「流れ姉妹〜獣たちの夜〜」

 @下北沢 本多劇場(2009/2/18-22 8ステージ)
 http://www.honda-geki.com/honda.html
 全指定 前売6000円 当日6500円

  @札幌 道新ホール 2/26-28 ?ステージ
  @名古屋 テレピアホール 3/8 2ステージ
  @大阪 なんでもアリーナ 3/14-15 3ステージ

 作:千葉雅子[猫のホテル] 演出:河原雅彦
 照明:倉本泰史 音響:藤本純子 美術:片平圭衣子 衣裳:木村猛志
 映像:ムーチョ村松 演出助手:福本朝子 舞台監督:高橋大輔+至福団
 宣伝美術:Coa Graphics 写真:引地信彦 制作:佐々木康志
 ナレーション協力:池田成志、長田奈麻、廣川三憲、リン・ホブディ
 ラインプロデューサー:牛山晃一 プロデューサー:伊藤達哉
 主催・製作:ゴーチ・ブラザーズ
 
 出演:
 千葉雅子 :根上たつこ(姉) [猫のホテル]
 村岡希美 :根上かつこ(妹) [ナイロン100℃]

 河原雅彦 :末次優二(かつこの保護観察司)
 坂田聡  :谷村 寛(恋い慕うかつこを追う看守)
 木野花(ゲストマザー) :根上澄江(死んだはずの母)
 高橋和也(三代目ゲストレイパー):鳥塚幸也(和歌山の牧場主)
 中村倫也(三代目ゲストラバー) :美浜慎也(大阪の窃盗団)

 小林顕作 :印刷工・加東、浮浪者・南、レイ(窃盗団)、マスター吉田、
      南雲こうじ(農夫)、10歳のたつこ、土方・三河、娼婦・奈美、
      コパ [宇宙レコード]
 政岡泰志 :印刷工・森、露天商・東、サラリーマン・島田、
      ウェイトレス・クリスティーナ、成瀬なかま(農夫)、
      やくざ・島袋(窃盗団)、土方・豊川、村越署長、娼婦・小雪、
      口ぺ [動物電気]

 伊達暁  :印刷工・高橋、勇気(窃盗団)、東海林ともゆき(農夫)、
      7歳のかつこ、カラオケ店長、娼婦・沙耶、ニカウ
      [阿佐ヶ谷スパイダーズ]
 信川清順 :ストリッパーダンサー、鮫島、たちんぼ・タキ、
      成瀬もえこ(なかま妻)、ナオミ(家出娘)

 日替わりゲスト
 高田聖子(2/18)、峯村リエ(2/19)、粟根まこと(2/20)、マギー(2/21)、
 中山祐一朗(2/22、3/8)、福田転球(2/26〜28、3/14)、山内圭哉(3/15)

 2009/2/22(日)曇 6:07-8:30PM(2'15)後方上手 客席超満員(400?人)
 客層:20-30才代女子8,9割、中年男性ちらほら。
 客入れ:当日補助椅子1列満席、階段席はなし。折り込みチラシ輪ゴム止め。
 パンフ A5 3ページ。スタッフ、配役、予定。 物販。パンフ B5 48ページ
 ほとんどカラー 1200円。役者ページとコスプレ写真。相関図、今までの作品
 解説、座談会、対談いくつか、スタッフインタビュー。濃い中身でお買い得。
 Tシャツ 2500円。手拭い800円(売り切れ)。3点セット購入でポスタープレ。
 カーテンコール2回8分。ゲストから一言。中山祐一朗。懐かしい感じ、役がつかめ
 てない、名古屋までには。 高橋和也。生まれ変わった気分。別のタイムゾーン
 (エアギターにやんやの拍手)。かわいいかわいい(河原)中村倫也。千葉さんを
 もっと女にしたい。女を転がすのがうまいとか。木野花。台詞(名前がでてこない)
 に冷や汗と河原。挑戦させられている、エネルギーを絞り出せと。河原雅彦・
 ほんともうギリギリでやっている。 第四弾にきてねと、出演しない中村君から
 いってもらい。あと、業務連絡で物販PR。

 男運がない姉妹の人生・有為転変物語、第三弾。劇場規模を拡大、全国ツアーと
 意気盛ん?。

 舞台。上方に日活アクション映画な絵看板。和製ウェスタンかよ?な登場人物画。
 そっけない段々が両側、都度壁セットを持ち込み。中央にお約束の回り舞台が仕込
 まれ、ショーアップ。

 お話。埋めて殺したはずの母親からの手紙が届く。暴力的な姉と、非運の妹は呼ば
 れて、ディープ大阪・飛田新地。暴力と隠謀の暗雲が立ちこめる中、妹はいい感じ
 の男と出会い裏切られ、姉は女に目覚めて別れたりとお約束。

 遂に鬼母登場、頂上決戦かと思いきや、峠の茶屋。前2作が疾風怒濤の流転展開
 だったせいか、腰を落ち着けた人生ドラマ感がある今回。とはそれは当社比較、
 人生の機微ていうか、ベタも微妙な心理がこそばゆく、賑わう人情芝居は健在。
 こぱっずかしい恋愛模様、悪のりのバトルシーンやおバカな陵辱シーンと、照れ
 隠しか、アク抜きかなエンタメ演劇を楽しむねこ。

 ゲスト役者は男前。好男子(なのにレイバー)・高橋和也は遂に屈託、美少年(だ
 からラバー)・中村倫也は悪びれてもカワイイ、とアナザーワールドぶりも好感。
 死んだとされていたはずの母親役・木野花は、下手をしても貫録と愛嬌で乗り切り
 流石。実は…、な設定には目が点になるねこ。小劇場界のつかえる器用役者陣から
 なる「ガヤ」は機動力良く、愛嬌忘れずに1人多役、お疲れ様。

 例によって、幕切れは含み笑い悪巧みの気配で次作へ繋ぎ。あまり間をおかずに
 上演してほしいねこ。

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