＠原宿 VACANT(2013/09/06-8 6ステージ)
http://vacant.n0idea.com/
予約3000円(ワンドリンク付き) 当日3500円(同)
テキスト：川上未映子 演出：藤田貴大 音：zAk 音響：角田里枝 照明：明石伶子
映像：召田実子 制作：林岳菜 企画：ユリイカ(青土社)、マームとジプシー
協力：VACANT
出演：青柳いづみ
「冬の扉」(水瓶/青土社)
「先端で、さすわ さされるわ そらええわ」(同タイトル/青土社)
「まえのひ」新作
2013/09/08(日)豪雨 6:07-7:08PM(1'00)正面前方 客席満員(100人)
客層：20-30才代中心、中年層ちらほら。女性過半数。
客入れ：先着順、豪雨で店内入口に溜まってきたため早め開場。20数人ほど。
三方囲み、通常舞台空間サイドにベンチ2列。正面座椅子2、ベンチ6列。
折り込みチラシなし。パンフ 赤リボンで封をしたカバー内にトレペ1枚。
物販、未確認。 カーテンコール1回。
本公演が終わって直ぐの新作。川上未映子書き下ろしを含む3作をリーディング。
舞台。小リビング、椅子いくつか、人形、パンプス、観葉植物、流木。後方壁に
ワードローブの額縁。大裸電球、ミラーボールが頭上、蛍光灯が床縁。
構成。「冬の扉」コート姿の青柳。椅子に座り、立ちして移動しながらモノローグ。
床から影を天井に映したり。壁に疾走する車窓のイメージ映像。
「先端で、さすわ さされるわ そらええわ」濃紺ワンピ、喪に服するかのように
網ベール。ハンドマイクを持って、関西弁でとうとうとモノローグ。椅子に乗り
あがり、斜になって挑むように。
「まえのひ」ゆったりした、少女めいた黒ワンピース。前髪は垂らして顔に影。
大スプーン、ネズミ母子縫いぐるみをもって脚立に立ち。両側に木々のモノクロ
映像。伸びる森、高くなる崖、前の日にいる私。老いた祖母の衰えた身体と明日の
こと。脚立に上がり、揺れて危うく、飛び降りては繰り返し。
深度深くもスピード感あるテキスト、エッジの効いた音と明かり、に負けてない
神がかり的な青柳の声。渾然一体となってのライブ感、リーディングというより
そんな世界体験。疾走するイメージの中、どこにも行けない少女の姿が浮かび。
不安、震え、憤り、望み…、人のありさまそのものに感動するねこ。
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