＠渋谷 PARCO劇場(2013/10/5-11/3 36ステージ)
http://www.parco-play.com/web/
全指定8500円 U-25チケット6000円
＠福岡 キャナルシティ劇場 11/12-14 4ステージ
＠宮城 多賀城市民会館 大ホール 11/16-17 3ステージ
＠大阪 森ノ宮ピロティホール 11/19-26 10ステージ
＠愛知 稲沢市民会館 大ホール(名古屋文理大学 文化フォーラム)11/29-30 3ステージ
＠神奈川 KAAT神奈川芸術劇場 ＜ホール＞ 12/3-8 6ステージ
作：ニール・サイモン 上演台本・演出：三谷幸喜 訳：長谷川真実
美術：松井るみ 照明：服部基 音響：井上正弘 衣装：黒須はな子
ヘアメイク：川端富生 演出助手：大江祥彦 舞台監督：南部丈
宣伝美術：永瀬祐一 イラストレーション：下田昌克 製作：山崎浩一
プロデューサー：毛利美咲 企画・製作：株式会社パルコ
出演：
中谷美紀：ベラ(長女)
小林隆：エディ(長男)
松岡昌宏：ルイ(次男)
長野里美：ガート(次女)
草笛光子：ミセス・カーニッツ(母）
浅利陽介：ジェイ(エディの息子)
入江甚儀：アーティー(ジェイの弟)
2013/10/07(月)晴 7:02-10:18PM(1'28/休16/1'30)前方上手 客席満員（450人）
客層：大人客席、女性7割。
客入れ：ロビーは花盛り。折り込みチラシそれなり、パンフなし。物販。
パンフ B5横ハードカバー 1800円。読み物結構。ポスター 1000円、500円。
カーテンコール2回2分。
「おかしな二人」に影響を受けたという、三谷幸喜のニール・サイモン作品演出。
舞台。イギリス風壁紙の半地下アパート。下手にソファと窓。
お話。1940年代 アメリカニューヨーク州ヨンカーズ。ドイツ系ユダヤ人一家の物語。
厳格な母のもと、疎遠だった息子が現れ、息子二人を預けて出稼ぎにいってしまう。
恐怖のまとな母、頭の弱い叔母、自由人な叔父ら変わり者達の様を少年の目を通じて
綴っていく。
外はからり、中はしっとりと味わいコメディ。前半はおかしな一族と弱気な父を
少年達がちょっとシニカルに物語り。後半は鉄の母の柔らかな中身とその訳、
叔母の旨くいかない恋愛と家族つくりの願いを描く。長丁場の舞台、事件らしい事件
もないのに退屈させず、地味に凄い脚本なり。少年達がいることで、不器用な人達が
歩み寄っていくさまにほろり。苦い現実に、シニカルな笑いをまぶしたさじ加減が
素敵。叔母役・中谷さんが愛らしく、母役草笛さんの滋味を底に置いた演技はさすが。
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