＠上野 上野ストアハウス(2014/3/12-16 7ステージ)
http://www.storehouse.ne.jp/ueno/
全指定 一般3500円 学生2500円
作:水沼健[壁ノ花団／ＭＯＮＯ] 演出:松本修 照明:大野道乃 音響:林あきの
美術:松本修 舞台監督:中瀬古靖(クロスオーバー) 舞台監督助手:山崎牧
宣伝美術:大久保篤十青木涼 制作協力:ぷれいす 企画･製作：ＭＯＤＥ
出演：
森 優太：男１(田中太郎)
小谷真一：男２(荒木)
江藤修平：男３(将棋所の客)
小嶋尚樹：男４(将棋所の主/警察官)
宮沢大地：男５(募金男)
山田美佳：女１(将棋所の娘)
岩本えり：女２(女１の姉と名乗る女)
2014/03/12(水)晴 7:04-8:41PM(1'37)最前方中央 客席8割？(70人)
客層：大人客席、女性過半数。
客入れ：全指定 8列。後方に空席。折り込みチラシ少なめ。パンフ B5 3ページ。
物販なし。カーテンコール1回。
壁ノ花団・水沼健、書き下ろし新作上演。
舞台。手前ワンルーム、上手ベット、下手置くにテーブルと椅子2。後方赤いひな壇
上に離れてベンチ2。ここは河岸公園設定。
お話。偽札を日常使いでロンダリングするバイト男。運び屋の男はのんきな男に
優しく人生指南。助言をもらい人との交わり、高額紙幣使いと碁会所へ。その屋の
一人娘に見初められて、家に押しかけられて困惑。なぜか姉もいるし。街では
動物救済の募金男が取材なさげで。
昨今カフカ作、かつてチェーホフとも全く違う、浮遊感のある会話劇。小津映画？
かという丁寧な言葉使い、間の空き方の独特。ほどよい湿り気ある空気感と距離感を
もって演出。水沼さんの世界を良く描いててさすが。3.11の災禍が起点、弔いが底に
あると思われ。男の前に現れる仙台から帰ってきた女と、謎の姉の非日常な言動ら
そうは見えないけど夢幻能なのかなとも。など、ラストに立ち上る煙をみて思うねこ。
会場に来る路上から芝居の世界は始まり､仕掛けだったのかとニヤリねこ。
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