＠下北沢 本多劇場(2014/11/01-16 16ステージ)
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全指定 前売・当日共6500円 U-25チケット4500円
＠大阪 梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ 11/22 1ステージ
＠名古屋 名鉄ホール 1ステージ
＠神奈川 KAAT神奈川芸術劇場 大スタジオ 11/29-30 2ステージ
作・演出：岩松了 照明：沢田祐二 美術：二村周作 音響：高塩顕
舞台監督：田中直明 衣裳：兼子潤子 ヘアメイク：千葉友子 衣裳助手：窪田由紀
制作：近藤南美 宣伝美術：坂本志保 制作＆プロデューサー：大矢亜由美
初演 今回 竹中直人の会 森崎事務所M&Oplays 本多劇場 ← 1998/12/3-28 2014/11/01-16 33ステージ 16ステージ 2時間5分 ←(休憩含まず) 春樹（仕立て屋） 竹中直人 光石研 明子（仕立て屋の亡弟・妻） 樋口可南子 菊池亜希子 大造（仕立て屋の兄） 串田和美 池田成志 林鈴（大造の中国人の恋人） 李丹 瑛蓮 増山（警官） 尾美としのり 近藤公園 菜摘（若い女） 川津春 根本宗子 森田（明子の上司） 岩松了 ←
2014/11/02(日)曇 2:00-4:21PM(67/休15/58)前方上手 客席8割(300人)
客層：大人中心、学生〜シニアまで幅広く、男女半々。
客入れ：最後尾2列空席。折り込みチラシそれなり。パンフ A4 1枚。
物販。パンフ A5 500円。カーテンコール1回。
忘れた頃の再演。キャスト一新。
舞台。時代がついた白漆喰に渋色木造のレトロ店舗。下手が出入り口と仕立て屋
作業場。中央の鼻でか階段を挟んで上手に休憩所。テーブルとソファ、後方に
バスルームとトイレ。手前袖から台所設定。
お話。10年前に亡くなった弟の嫁への思いを言い出せない仕立屋の恋。シャイだけど
頑固な性格が災い。弟夫婦のマンション取り壊し聞いて、本腰。きかん気の中国人
妻をもつ兄や、やたら出入りする出歯亀警官は及び腰の様を心配したり面白がったり。
しかし、件の美人未亡人がハッキリしない、男関係もそうで仕立屋はやきもき。
不器用な人達の恋の袋小路。マッチ一本の明かりがあれば迷わなかったのにな、
大人の残酷恋愛劇。俳優が変わってもハマるキャスティングの妙。再演は過分な
味付けがなくなってすっきりした感あり。なればこそ後半がなお痛ましいとも。
岩松節、意味や意志が薄いとこと、ロジカルなとこが同居した台詞、いずれにしても
はみだしや不明があってミステリアス。見えないといえば、階段装置。さらに水、
流れるらを意識した幕切れの演出が劇的で素敵。俳優。ぶきっちょだけど、にじみ
出るセクシー・光石さん、両刃の剣な存在感の根本さんが印象。