＠池袋 東京芸術劇場 シアターイースト（2022/01/08-30 23ステージ）
全自由（整理番号付）一般3000円 U25割引2500円 高校生以下1000円 当日3500円
作・演出：蓬莱竜太
美術：伊達一成 照明：沖野隆一（RYU CONNECTION） 音響：今西工
衣裳：坂東智代（東宝舞台株式会社） 舞台監督：清水スミカ 演出助手：石塚夏実
照明オペレーター：飯島心 アニメーション製作：石原澄礼
小道具：高津装飾美術株式会社 大道具：有限会社プランニング・アート
映像機材：株式会社オーベロン 宣伝美術：金子裕美 宣伝写真：松尾祥磨
票券：鈴木ちなを プロダクションスタッフ：竹村絵美 制作：中尾友也、岡島哲也
主催：一般社団法人モダンスイマーズ 提携：公益財団法人東京都歴史文化財団
東京芸術劇場
出演：
名村辰 ：石田凛太朗(新人劇団員）
生越千晴 ：住吉加恵
津村知与支：能見洋一(作演出）
古山憲太郎：長井進
伊東沙保 ：山路真美子
成田亜佑美：久保乃莉美
西條義将 ：石田恒久（凛太朗の父）
2022/1/16(日）晴 2:02-3:48PM（1'45）中段上手より 客席ほぼ満員（200人）
客層:20-30才代中心に2世代、男女半々。
客入れ:感染対策。検温、手指消毒、セルフもぎり。当日パンフ。B5 3ページ。
カーテンコール2回後規制退場。
久々の新作本公演。アンカルの演劇部に続き、演劇・劇団もの。
舞台。木材問屋を間借りした稽古場。両袖に定尺の板ぞろり。天井にかけて太い梁。
長机、椅子、ソファ、正面スクリーン兼白壁に自転車。作演出のノートパス置いた机
は上手。
お話。偶然みたとある舞台に感動、自分もなにおかなさんと募集の劇団員となった、
大学生・凛太朗。好きで結託する劇団員達だが、能見の新作はますます難解の度を
高め、不安募り。凛太朗は役と台詞を掴もうとするも悶々。独白で語られる、
それぞれの関係性と穏やかでない事情、そして突然不要不急の時代がやってくる。
赤裸々なセミドキュメンタリー演劇。今を生きる演劇人に限らず、それぞれの胸に
ぐっとくる、幸福の希求とすれ違いの悲劇。袋小路にある者の心の揺れをみつめ、
活きた言葉で書いて、ツボにはまること度々。悲劇はまた喜劇でもあり、滑稽でも
あるという、ザワザワと面白み。冒頭のシーンに戻るという、蓬莱さん最近の構成。
「ここから」の繰り返しに胸を打たれるねこ。
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