＠京都・東九条 THEATRE E9 KYOTO(2022/02/11-13 4ステージ)
全自由 一般 前売3000円 当日3500円 学生 前売2500円 当日3000円
総合演出：坂本公成 舞台監督・音響：四之宮基紀 照明：渡川知彦、木内ひとみ
衣装：森裕子、渡邉知栄
制作：宮田直人、一般社団法人ダンスアンドエンヴァイロメント
記録映像：奥田ケン 記録写真：金サジ 宣伝美術：森本達郎
主催：一般社団法人ダンスアンドエンヴァイロメント
提携：THEATRE E9 KYOTO （一般社団法人アーツシード京都）
助成：芸術文化振興基金 舞台芸術創造普及活動 京都芸術センター制作支援事業
協力：ジャグリング・ユニット・フラトレス
演目1「京都自粛生活日記 Don’t Worry!!!」約30分
演出・脚本・振付・出演：坂本公成＋森裕子
音響：山中透 翻訳：山田知世 字幕：井村奈美
演目2「怪物」約18分
振付、演出：坂本公成 音響：真鍋大度（Rhizomatiks）
出演：斉藤綾子
演目3「TSUBUTE」約33分
演出：坂本公成＋森裕子＋La Zampa 舞台美術：山本アキヒサ
字幕：井村奈美 詩：和合亮一「詩の礫」 翻訳：ジェフリー・アングルス
出演：坂本公成、森裕子、遠藤リョウノスケ、辻本佳、合田有紀
2022/02/12(土)晴 2:00-3:27PM(1'26)最前方より 客席7割(40人)
客層：2世代、男女半々。
客入れ：感染対策。検温、手指消毒、席毎連絡先カード記入。最前C〜5列。
センターは7番と都度アナウンス。当日パンフ A5 3ページ。カーテンコール各1回。
久々の新作本公演。新旧作連続上演（演目2，3間に転換4分）
・「京都自粛生活日記 Don’t Worry!!!」
舞台。床に窓なタイル状の光、スクリーンに日記の英訳テキスト(ページを繰る
趣向）。寝て起きて歩行してな坂本さんの体の上に乗る森さん。決して足を床に
つけることがない密接アクロバチック コンタクトダンス。2020/4/7〜5/21第一次
緊急事態宣言下の異様な状況下の慎ましい日常、種々思索を森さんが朗らか・平易に
語り。母親、ラジオＤＪやコロナウィルスに扮したりもし。苦役を強いられる体の
坂本さんだが、常に変わらぬ愛と信頼があるな構図。思い深く、しみじみと心引かれて
見るねこ。音響はダムタイプ・山中透。ステレオ感ある静謐な音空間を創り出して
素敵。
・「怪物」
2006年初演、斉藤さんが7代目ダンサーとか。ゴーオンと呼吸音が終始。体(肺？）が
叫んでいるよう。四肢が別の生き物のように動く。武骨なほどの逞しい筋肉が
なまめかしく見える実在感と美しさ。強者ダンサーとみてり。
・「TSUBUTE」
舞台。上手スポットに坂本さん、革ジャン、頭に黒い羊の角をつけて直立。下手に
テキストが書かれた無数の紙ゴミの山。パイプ椅子、マイクスタンドとピンヒールの
靴1。正面壁、背面が発光してる板戸が3枚。
黒衣、黒い唇と目元、頭に黒い羊の角とサタン？な森さん。その場で踊り狂う。
板戸の中央から合田？さん、２人がもち板戸下空間で移動しながら歩行ダンス。
森さんはゴミを開き、読みはじめ、高じて客席に放り投げ続け。ピンヒール履き、
モノローグ。緊急地震警報！東北のかしこ〜巷に日常に。制御できない猫を飼い
慣らしたと安心して。ふわふわの安全神話。猫が徘徊している。くさりきった様子で
よろけながら去っていく。坂本さんは動かない、動けない。
2019年フランスのダンスカンパニーLa Zampaとの共同製作開始、オンラインで進めて
きたとか。今回日本人キャストで上演、今後フランス側の作品と融合して、海外展開
を目指しているとか。辛口でスパイシー。真摯なメッセージがゴミになっていると
いう緊急事態。悪魔も呆れてただ事ならず、虚しいやら苦笑いするやら。
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