＠下北沢 本多劇場（2023/06/03-25 22ステージ）
全指定 前売・当日共8000円 U-25 4500円
＠富山 富山県民会館ホール 6/28
＠大阪 梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ 7/1-2
＠新潟 りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館 劇場 7/9
作・演出：岩松了 美術：加藤登美子 照明：渥美友宏 音響：高塩 顕
衣裳：飯田恵理子（コラソン） ヘアメイク：大和田一美（APREA）
演出助手：相田剛志 舞台監督：櫻井健太郎 制作：近藤南美 制作助手：寺地友子
制作デスク：大島さつき 宣伝：る・ひまわり 宣伝美術：坂本志保
宣伝写真：渡部孝弘 宣伝衣裳：チヨ（コラソン） 宣伝ヘアメイク：APREA、
石田絵里子〔松雪泰子〕 宣伝動画：原口貴光 ＨＰデザイン：斎藤 拓
プロデューサー：大矢亜由美 主催・製作：（株）M&Oplays
出演：パンフなしで不正確。
黒島結菜：イズミ
井之脇海：アキオ（イズミの兄。田宮の事務所所属弁護士）
松雪泰子：葉子(田宮からサポートを依頼される）
岩松了 ：田宮（企業法務弁護士）
青木柚 ：とみ（若い浮浪者）
櫻井健人：のぼる（若い浮浪者）
2023/06/05(月)曇 6:02-7:52PM(1'49)前方下手 客席ほぼ満員(350人)
客層：ベテラン男性最多、子供連れ！〜幅広く。
客入れ：感染対策。検温なし手指消毒任意。当日パンフなし。
物販。パンフ B5 1000円。カーテンコール2回。
岩松了新作。
舞台。ビル路地裏か、モスグリーン外装のコンクリート建築。その手前にベンチ、
脇に門松1。壁向こうに2階への階段、踊り場バルコニーから事務所通用口ドア。
下手半分に大きな格子ガラス窓。雑居ビル群ら映像を映し、内部に灯りがはいると
カフェテーブル。テーブルは屋外の端にも片付け置かれ。これら中央に通り抜けが
できる通路あり。
お話。年の瀬の銀座。若い浮浪者はつくりばなしという、ある兄妹の近況気がかり。
兄が務める法律事務所は汚職事件の裁判対応で休みなし、サポートがため呼ばれた
女性は兄妹の父の愛人だった過去がと訳あり。しかし、妹をのぞき、彼らは若い
不良者のことが見えず、つくりばなしの一部は想いに任せなくなっていて。
赦しの物語との前ふり、あらすじだけど、一筋縄ではいかず複雑で捉えがたい岩松了
ミステリー三昧。を久々浴びるねこ。説明台詞なし、謎と不明を残しながら、喪失と
再生？希望？のしだいが絡まり、重なっていき。銀座で潮の香りが！、私はどこに
いるの？！と惑わされ、見える／見えないが白日夢のようで足元をすくわれそう。
わからないながら、演劇的快感は増すという。
中盤で兄妹が互いのことでなんとかしようと舌線交わし。太古作「スターマン」に
連なるとか、そおかあ。黒島結菜さんの妹は真っ直ぐで、鋼の刀のように鋭く切れ
込んで目覚ましいけど、脆い人間味、夢みる顔も持ち合わせ。朝ドラのイメージを
払拭する、岩松了の言葉を咀嚼した演技が天晴れ。岩松了さんは今回も器用で
ずるい、松雪泰子さんとの後半の茶番めき駆け引きには笑い。
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