ナイロン１００℃「フリドニア〜フリドニア日記#1〜」
＠新宿 THEATER TOPS（1996/7/24-8/4 16ステージ）前売自由3700指定3900当日4200
作・演出：ケラリーノ サンドロビッチ
出演：松野アリミ、二瓶鮫一、今江冬子、峯村リエ、平山直樹、三宅弘城、松永玲子
大倉孝二、長田奈麻、安沢千草、新谷真弓、澤田由紀子、村岡希美、鈴木雅子
宮本雅通、今津登識、井出泉、長尾ちよみ、廣川三憲、松浦努、山上優、KERA
1996/7/31(水)晴 7:10-9:30PM 前方より 客席超満員(180人、内桟敷50立見8？）
シリーズ物？らしい志。「ヤン先生、フリドニアに行く」(パンフより)の実現、
思い付きでもすげえ期待。舞台。青、白、橙とかしましま歯磨きな壁色、曲線
くねくね。上手一段高く、高台。中央奥、宙に浮いた額縁。は窓枠。
お話。こちらからみれば、奇妙な伝承をもつ村。村長はお祭り騒ぎなアピール
で人気者。それもそのはず、裏じゃ異を唱える者、みな殺し。色情狂の美人秘
書、とぼけて殺人な秘書とよろしい日々。彼には目にいれてもな、おばか息子
あり。息子は村長と双子な、ぼけ老人漁師の孫娘に横恋慕。それが目にも入っ
てない孫娘はよさそうな青年にラブラブだが、男は？。そんなとこに偽薬売り
の行商親子薬というのが、実は、奇跡やら悪夢やら引き起こす代物で・・・。
ガルシア・マルケスに想を得たそうな。不可思議な現実が、クールにまかり通
る世界。
マジック・リアリズム路線。結構、好み。死者も生者も対等に会話したり。不
死の商人男やら怪しい呪い？女やら登場。おまけに、それらも日常も不確かの
瀬戸際。白か黒か？？。なんでもありがケラらしく、面白い。
でも、いろいろ溶けたスープなこってり味に、頭がちとくちく、眠くなる。
「ウチソバ」の炭酸水な冴えた味も、ほしくなったねこ。
役者。犬山さん、みのすけさんいない。三宅さんの暴れる場も少ない。寂しい。
村長執事：大倉さん。ぼけぶりが通り抜けてて○。村長秘書：松永さん。美人。
Ｈ路線、次回も期待。今江さん、二瓶さん、安心。
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