猫のホテル「ゆうべのおれ〜ナィーブ気取りのあげくのはて〜」
＠駒場東大前・アゴラ劇場(1998/1/24-29 8ステージ）全自由前売2000当日2200
構成・演出：千葉雅子
出演：中村まこと、森田ガンツ、市川しんぺー、佐藤真弓、池田鉄洋、いけだしん、
村上航、北村さおり、戸村麻衣子、千葉雅子、今林久弥（双数姉妹） 全11名
1998/1/25(日)快晴 2:05-3:35PM 前方から 客席ほぼ満員(80人)
客層：20才代中心で幅広く。女性過半数。客入れ：ゆるやかに満員。一番いいパタ
ーン。混んできたらの誘導はあり。
95年「ザザ蠢」の再演。冒頭の出産場面など演出の変更あれど、ほぼ同じなよう。
舞台。床の全面と後方に、地下鉄通気穴状の穴あきパンチングメタル。後方に組ん
だイントレ足場。前面と上手前方には床同様のパネル。ラフさとクールさ醸し出し
お話。無痛症の男。母親が殺された過去をもつらしい。が、その記憶は曖昧模糊。
精神科医の治療で遡る記憶。それは南の島のアメリカのフランスのと、さまざまな
場所。登場人物もダークだったり、ハイソだったり。みな食い違い、歪んでいて。
混迷する精神世界。混濁するあれこれは面白い。でもクライマックスが平板で△。
うーん、なんか詰めが。もったいないと思うねこ。ピカレスクかつ胡散臭い雰囲気
一筋縄じゃいかず◎。初演より、すっきりした感もあり。照明も魅せてくれて○。
役者はますます特濃、ねこには堪らない魅力あり。クール顔でけっこうおばか、力
芝居。でも、暑苦しくさせない巧みさと余裕あり。いいっス。中村さん。剛柔自在
血管切れるほど、突発するき○がい演技○。池田さん。変わらず妖しい目元口元。
市川さん。こんなものかなな余裕。森田さん。いってる演技もいいけど、しょぼし
ょぼとした味わいもまた○。
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