ナイロン１００℃ SIDE SESSION#6「Φ（ファイ）」
＠中野ザ・ポケット（1998/6/24-7/5 15ステージ)
前売指定3900当日4200 自由桟敷あり １ドリンク付（観劇後）
構成・劇作・演出：ケラリーノ･サンドロヴィッチ ダンス振付：井手雅子
オブジェ：ヨシタケシンスケ 石丸おどり振付：石丸だいこ
アクション指導： 三宅弘城 群唱移動指導：長田奈麻
出演：みのすけ、犬山犬子、今江冬子、三宅弘城、峯村リエ、松永玲子、
長田奈麻、小林高鹿、石丸だいこ、小沢直樹、
澤田由紀子、廣川三憲、松岡希美
新谷真弓、安沢千草、仁田原早苗、大山鍋則、伊藤弘雄、季美香、穴倉裕章
河田裕美、喜安浩平、田中嘉治郎、松本一郎、西森光枝、村瀬香奈、吉増裕士
1998/6/28(日）晴れ 7:05-9:25PM 前方より 客席満員（160人？）
客層：20〜30才台中心。男女半々。客入れ：桟敷狭い。今回は混んでなく楽ちん
ドリンクは場内飲食禁止につき（折角、喫茶店？設定なのに）終演後配布。パン
フ(800)。大判の写真集の中、袋綴じ企画あり。お買い得と思うねこ。
舞台。クラブ？な雰囲気。蛍光色レタリング取り付けた劇場壁。コンポジション
に区切られた舞台ではＣＧ上演。上手、ＴＶモニタで昔の日本映画。下方、壁に
は四角い開口。下手上方にななめった鏡、には頭上から見た舞台が写り。
お話。２２世紀を目前、中野以外を破滅させた戦争から行く年か後。政府が全体
を支配、テクノロジィが退行したディストピア日本。レジスタンスを志す、喫茶
店主と甥。探りをいれる当局の女達。北からのスパイ。義父殺しの女とそのこと
をしらない家族、家族にひどい女の亭主。劇団惑星B/ZINボックス（だっけ）の絶
えない内紛。なんかが素知らぬ顔でちょこっとずつ関わりあう、ダンス、オブジ
ェを交えた、お披露目ショー？。
わははな台詞、進出鬼没な展開、愉快なオブジェ、ナイスなダンス。とりどりに
楽しめ、なんも残らない面白さ◎。やつぎばやなアイディア放出、手綱のゆるさ
加減は健康時代をちとほうふつ。技術上は今回のがずっとよくできてるけど。ま
とも顔、しっかり演技や美術でのでたらめってのが基本押さえてて○。珍しいキ
ノコ舞踊団なダンスを随所に挿入、適度なアクセント。ナイロンの役者達でキノ
コダンスが観られるのが単純うれしい。久々にみる、石丸だいこ踊りも短いなが
ら○。人が被って機能させるオブジェ◎。コンセントをいれるとヘルメット前が
開く、それだけの「アクセス100（青山演劇フェスチラシの）」など、とほほで
可笑しい。役に立ちそうなんだけど、そうする必要がもともとなさそうなとこが
○。中途でケラの歌挿入、なんでそういうシーンあるのか？で変なとこに笑い。
役者。暴力亭主役、小林高鹿。わけわかんないキャラを堂々と好演。レジスタン
ス役、廣川三憲。出鱈目周辺できちんと誠実そうにしてるさまが○。新谷真弓。
相変わらずのふにゃ感がかわいらしい。
|