nest+Kdc 「LinkAge」
＠赤坂 国際交流基金フォーラム(2000/10/6-8 4ステージ)
全自由前売3,000円 当日3,500円
コンセプト：石山雄三、濱中直樹、西本太郎、松尾邦彦、クリスティーナ・ドゥ・シャテル
振付：クリスティーナ・ドゥ・シャテル
サウンド・クリエイション：松尾邦彦、夏目陽一郎、石山雄三
インスタレーション：濱中直樹、黒田隆行、ステッフ・アヴェツァート
ビデオ・グラフィックス：西本太郎 ライティング・デザイン：関口祐二
コスチューム・デザイン：エミー・ショウテン 舞台監督：黒田隆行
出演：
エヴァ・マリア・クライスト、ウェン・チェン・リー、ニコラス・レグランド、
ギルヘルム・モンテリオ・ミオット、ベンジャミン・カルディト、
スーザン・トゥンカ
2000/10/8(日)晴 7:05-8:05PM(1'00) 奥側ブロック後方より 客席超満員(230人)
客層：20才代男女とおじさん。西洋の方（女性中心）１割。
客入れ：ロビー会場後、10分前に整理番号順入場。ロビーでは、街角スライド投影
、nest前回公演と「ダンスグループ・クリスティーナ・ドゥ・シャテル｣昨年公演の
ビデオ放映。後者は動きに合わせて顔状アイコンでスクリーンを塗りつぶしてく
映像を背景にしたダンス。塗りつぶしで残る軌跡が虫のようで変わった作品。
折り込みパンフ。Ｂ２版を丸めた、パフォーマンスのスコア（音楽、映像とダンサ
ーの進行をグラフィカルに記載）
アムステルダムのコンテンポラリーダンス・カンパニー｢ダンスグループ・クリス
ティーナ・ドゥ・シャテル｣のダンサーとnestのコラボレーション。今年７月の
ダンスフェス＠アムステルダム〜ヨーロッパツアーを経ての今回。
会場。中央、８×１５ｍほどの真白い島ステージ。橋梁が三本、中央には真白壁が
吊られ。回転角度を変えながら、横に連なったり、縦にならんだりと展開。天井部
等間隔にムービングライト（プロジェクタ？）８台。床や壁の全方位に多彩な
iスポット光を投影。側方にビデオプロジェクタ２台。回転壁にビデオ投影。東京と
アムステルダムの街角や風俗、生活スナップをテキストのＣＧまじりにコラージュ
、ダンサーのシルエットを投影、さらに両者を重ね合わせたり。
橋梁側面にジャスト１時間までカウンティングするデジタル時計を映すモニタ。
会場の隅にスピーカー、音は時にサラウンドで迫る。無機質な空間に街をイリュー
ジョンする、全てのマシンと映像はコンピュータ制御され、スコア通りに動作進行
してく。
すべてグレードアップした、nest最高作。照明、映像の完成度に、ダンサーの正確
さがプラス。ダンサーが西洋人な長躯でスマートな印象まし。シーケンシャルに
進行する舞台、ブルー系の美しい照明、とも心地よいねこ。
洗練された空間に雑多な都市映像、澄まし顔に時折拘束されたよなダンサー動き、
の取り合わせがいかにも東京的。歩行、スキップ、回転の動きの中にワンポイント
異常、手や足の麻痺。壁（雑踏映像）から不安げにして離れ得ないそぶり。どこか
不安を掻き立てる真白の美術、とか。不安と悦楽の行き交いを面白くみたねこ。
男性ダンサーの１人がめちゃ切れる回転して爽快。トリプル？連続とか、客席から
静かな歓声あがり。
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