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＠銀座 博品館劇場(2000/11/2-8 9ステージ）
＠大阪シアタードラマシティ(11/15,16） ＠名古屋 アートピアホール(11/20,22)
全指定 前売り当日とも5,500円
企画：多田 誠 脚本･作詞・演出：伊藤由美子[劇団離風霊船]
作詞・作曲・衣装：篠原ともえ 作曲・編曲・音楽監督：長谷川雅大
振付：ラッキィ池田 美術：徳舛浩美 照明：吉川ひろ子 音響：斉藤美佐男
舞台監督：平井香織 振付助手：彩木映利 演出助手：新垣友美
制作：樋口正太ほか スーパーバイザー：池田道彦 プロデューサー：吉田由紀子
製作：博品館劇場、 クリエイティブ・アート・スイック
出演：
篠原ともえ ：南祥子２１才（↓が連れてきた子）
池田有希子 ：山本千晶２９才（未婚）
三鴨絵里子[ラッパ屋] ：吉田美和２９才（不倫中）
村岡希美 [ナイロン100℃]：井上晴香２９才（既婚）
2000/11/5(日)晴 1:05-2:45PM(1'40) 最前方より 客席ほぼ満員？(360人)
客層：子供と大人。とりどり老若男女の家族状態。
客入れ：当日券不明（たぶんあり）。ロビーは花束だらけ。客席に芸能人がいたか
不明。物販。パンフ(A4 1,200円） 出演者インタビュー、脚本家ほかの篠原さん
へのコメント収録。
29才という微妙年齢をテーマに作家と役者を変えてのシリーズ。今回はお姉さん達
の妹年齢、篠原ともえを迎えて、ミュージカル趣向。
舞台。幕が開けば、美術館？！な非日常空間。
お話。招待状にまんまとのってやってきた29才女性、三人。傍目にみれば胡散臭さ
きわまりないのに、不思議と悪意を感じさせないその手紙。女達は既婚、未婚、
不倫中と手札勢揃。それに、なぜか１人場違いな浮き足立ちの不思議少女もいるし
ふーん、まあいいかと、自己紹介、男性観とか、おしゃべり。気がつくと、１人
ずつちょっと変。女性の歴史をプレイバックし始めて。
物語、趣向よりしたいようにしてる、てきとうなところ○。自由だし好きな風に
できるのに先がみえない、今時。自分が生きてきたことがなにより力、なんだな
あ、と着地の自然体に共感ねこ。ミュージカルシーンやポップな衣装が、そんな
地味な希望を逆にしみじみ浮かばせ○。２９才役三人は当て書きなキャラ。池田
さん。「ピーナッツ」での子供役から29才と大成長。とはいえ、とほほ笑いで
コメディエンヌな味わい変わらず。三鴨さん。なんでいつも私だけ不倫なんよ、
の台詞に笑い。村岡さん。なぜか、かぶりものが似合うし、嬉しそうだし。
軟体動物な動きがまた上手いし。
篠原さんはそのまんまキャラで篠原芝居。最前方のファンには嬉しいところ。
サービス精神がかわいく、ちょっとやかましくも微笑ねこ。２９才三人のやさぐれ
クールキャラとの対比も愉快。後半のモノローグやソロの歌（すっと気持ちいい）
では、しんみり面をみせ、なんか安心ねこ。