ニブロール「ノート（裏）」 ガーディアンガーデン演劇祭参加
＠天王洲アイル スフィアメックス（2003/2/15-16 4ステージ）
http://www.tennoz.co.jp/sphere/
全自由 前売2500円 当日2800円
演出・脚本：矢内原美邦 映像・原案：井橋啓祐 映像：神戸干木、日高利勝
衣装・構成：矢内原充志 照明・美術：滝之入海 音楽：加藤由紀、岩田智夏子
写真：佐藤帽隆 ヘアメイク：高村マドカ 制作：伊藤剛、佐野尚美
ガーディアンガーデン演劇祭 http://dx.sakura.ne.jp/~nnn/play/gg02/official/
出演：
関 寛之 ：ノボル(弟 実は宇宙人）
山本圭祐 ：ササ（兄）
宮川ひろみ ：ハルコ(姉)
2003/2/16（日）雨 6:10-7:17PM(1'07) 最前列より 客席満員（110人）
客層：20歳代中心、親類縁者か中年層もちらほら。
客入れ：受付、開場は同時。氷雨の今日、外で待つのはつらいモノあり。先行でロビー
会場希望。当日券は開演5分前入場とか。値段格差が既にあるんだから、そんな差を
つけなくてもいいのに。杓子定規なよくある制作なり。全椅子席、長手方向の両端に
３段ずつと長辺の壁際に10席ほど。映像が両ブロック上に映るので、サイドは見がた
いかも。折り込みパンフなし、稽古場リポートあり。ほか、Ｔシャツ、ＣＤなどある
も詳細不明。
初見カンパニ。映像、ダンスのカップリングに定評あるよう。3/1,2 カップリング
公演「ノート」（米国アタックシアターとのコラボレーション）あり。
舞台。ワンフロア使い切り、客席に挟まれた配置。中央に白いテーブル、椅子２、
くずかごのそれだけ。会場両端壁をスクリーン替わり。
お話、構成。兄弟。弟の頭に穴発見、探れば砂の山がごとく不毛。読書をする、
文字は暗号。姉登場。弟は両親が死んだことを忘れている。姉が弟が嫌いで好き、
いろいろと責める。世界中にＵＦＯ飛来。弟はＵＦＯに連れ去られたことがある
模様。世界中の都市がＵＦＯに攻撃されてて、全滅確実？。兄姉は宇宙人、両親の
替わりを演じてきた。でも、もう地球にいてもしょうがないとＵＦＯに帰還。弟取り
残され、世界に轟音。
三人が絡んでの会話劇、人形ぶり手振りダンス、終始背景として、弟の屋上やＵＦＯ
内３Ｄ-ＣＧアニメ、子役実写、それらコラージュ動画を投影。
逆ギレしまくる芝居は、されるほどにゆるく。うーん、困ったねこ。動きまくる映像
、駆け回る役者ら単品の動きはあっても、全体のドライブ感△。キレては押しつけ
ぎみの会話に辟易、見てる側の気分は停滞気味。感情の発露は興味深く、ときどき
鮮烈。イライラ姫な姉の闘争意欲とか（たとえばバカへの怒り。電車で老人に気づき
もしないバカ。自分は、席を譲りはしないが、ちゃんと老人に気付いている。）
折々の感情を、ビジュアルなどを交え、巧みに醸す手法は独特。ここらが持ち味なの
かしら？。映像は多量投入。気持ちをギターコードに例える場面で、フレットなＣＧ
がシンクロするのとか、面白し。衣装はシンプル、すっぽりスモック風。真っ白、
白に鮮血、さらに物語のマンガプリント柄と三態変容。そうまで主張させずともと、
少々くどく思うねこ。
［月間一覧］
|