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 庭劇団ペニノ「小さなリンボのレストラン」

 @渋谷 はこぶね(2004/4/29-5/16 20ステージ)
 (東京都渋谷区渋谷1の3の1セントラル美竹310号室 青山薬局上階)
 全自由 前売り1200円

 作・演出:タニノクロウ 舞台美術・音響・チラシ画:谷野九郎
 宣伝美術:渡辺太郎 制作:puzz works(野平久志、小野塚央)
 出演:
 野平久志
 島田桃依
 瀬口タエコ
 絹田ぶーやん

 2004/5/4(火祝)曇/雨 7:06-7:52M(46) 後方より 客席ほぼ満員(16人)
 客層:20才代男性中心、女性3割。
 客入れ:青山病院向かい、高度成長期建設っぽいマンション。1階エントランスに案内
 2人。受付は開演15分前、それまでマンション外で待ち。裏手のマンションなど、デザ
 イン入った建物を見物して、時間をつぶすねこ。整理券なし、受付入場順に誘導員が
 座席指示。1DK?改装劇場の半分に桟敷8、雛壇3段に「半個室」3,4。どこに
 すわっても舞台至近。終演後、舞台見学可能。折り込みパンフ。A4 3ページ。
 挨拶、スタッフ、出演者、予定。次回公演。11/3-7野外公演@新宿6丁目再開発地区
 アンケートで希望すると、期間中トークの妙録を送ってもらえるとか。
 
 会場。都心の古びたマンション、雑居にいろんな事務所が間借り。その一室を劇場に
 大改装。2DKの半分ずつを舞台と客席空間。舞台。薄暗い、農作業小屋?、古びた
 シャンデリアで屋敷跡と知られ。床に土が一面(ぷんと薫り)、壁に藁。下手手前床
 に穴らしくものあり。真っ赤な海綿状半球3が横と天井から突出して、異質。使い込
 まれすぎの大テーブルが中央。正面上手壁に開口、下手角にライティングデスク、
 上にまじで鹿の頭像。袖側にアップライトピアノが埋め込まれ

 お話。そこはレストランらしい。迷い込んだシスターは、我が強いウェイトレスに
 おどおど。常連らしい女性(後カクテルピアニスト)、周囲かまわず大食漢。と、
 男性客が結婚式の帰りだったか、しったかぶりのグルメ顔で入店。沈んでいるシスタ
 ーに講釈したり、出されたメニューにとまどったり。

 場の造りこみ◎。偏執入って驚きのムーディ。ただそれは「静止画」にとどまり印象
 言葉と動きが伴わず、やりたいことが表現できてない感あり。見方がずれてるんかも
 しれないけど。音楽は今回もJAZZ。セロニアス・モンクの不協和音と、ウェイトレス
 とのかんに障る(耳障りではない)やりとりが合って○。

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