＠渋谷 シアターコクーン(2004/10/2-20 22ステージ）
http://www.bunkamura.co.jp/cocoon/
全指定 前売り当日とも エリア指定席（1階席ベンチシート）7500円
S席（1階席）7500円 A席（中2階席）6000円 コクーンシート（2階席）4000円
作・演出：野田秀樹
美術・衣裳：日比野克彦 照明：海藤春樹 選曲・効果：高都幸男
初演 今回 1996/10/12-11/10 2004/10/2-20 36ステージ 22ステージ パルコスペースＰ３ シアターコクーン 前売り6500円 7500円 1時間30分 1時間38分 出演： あの女：富田靖子 小西真奈美 とんび：野田秀樹 ← 水銀 ：段田安則 大倉孝ニ[ナイロン100℃] 赤鬼 ：アーガス・バーネット ヨハネス・フラッシュバーガー
2004/10/2（土）晴 7:07-8:47PM(1'38) 波打ち際より 客席満員（810人）
客層：老若男女、大人よりに幅広く。男女半々。日比野氏の姿のあり。
客入れ：ごく小さな島舞台を大洋な客席が囲む格好。エリア指定3,4列。「波打
ち際」を役者が駆け抜けてスリリング（荷物おき禁止）。ロビー側I〜Tの12列、
舞台側xa-c、A-Gの10列。2,3階は先行舞台と同じく最前列のみ（もったいないなあ）
物販。パンフほか。Tシャツ(8サイズ 2500円）もあり。
赤鬼シリーズ最終、は一番人気のオリジナル日本版。４人と最少人数。赤鬼はロン
ドン版の英国俳優、あの女と水銀に若手、とんびにおじさん。と国籍、世代差の
クロスオーバー版でもあり。
舞台。初演と同じなんに、訳なく感動するねこ。ひょっこり小島が浮かんだような
、楕円形。周囲に色とりどりのガラス瓶（200本?）を並べ、時折花が活けられて
あり。舞台の内外問わずに演技スペース、客席と役者はすんごい近し。
お話。人のうち、人と人のうち、それぞれの隔たりと繋がりを寓話な話に描く。
機動性よく高速、でいて芝居は細心。シンプルでいて、感銘深い言葉に目頭押さ
える場面多々。野田芝居のエッセンスが濃縮された気合いの一本印象。４人が目ま
ぐるしく多役をこなす前半から、すっと４人にフォーカスしていく後半。つれて、
言葉も直球に胸に打ち込まれてきて、ラストは涙もの。一番の小型舞台、日本語
台詞、配役などもあって、観る側の村人意識はシリーズ一番。日本人意識、島国
根性がよそ事ならず、思われて、うーんねこ。
役者。赤鬼役・ヨハネスさん。表情豊かに一番愛らしくて素敵、だから哀しい顛末
が胸にしみじみ沁み。水銀役・大倉さん。不器用さを虚勢で繕う不器用さにおか
しみ哀しみ。心こもる真情がしばしば覗いて、胸に迫るものあり。小西さん。山椒
は小粒の健闘。野田さん。かけずり回って、衰えたといえども負けておらず。
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