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 蜷川幸雄演出 Bunkamura/フジテレビジョン「白夜の女騎士(ワルキューレ)」

 @渋谷 シアターコクーン(2006/5/7-30 28ステージ)
  http://www.bunkamura.co.jp/cocoon/
 全指定 前売当日とも S9000円 A7500円 コクーンシート5000円
 当日 立見券(中2階)4000円 (2階)3500円

 脚本:野田秀樹[野田地図] 演出:蜷川幸雄
 音楽:朝比奈尚行[時々自動] 美術:中越司 照明:原田保 衣裳:黒須はな子
 フライングコーディネイター:松藤和広 演出助手:井上尊晶
 舞台監督:白石英輔 宣伝美術・写真:triple-O、永石勝
 プロデューサー:加藤真規、松野博文 企画・製作:Bunkamura
 主催:Bunkamura、フジテレビジョン
 出演:下記
 
 2006/5/20(土)晴/曇 1:05-3:25PM(60/休20/56) 2F中央 客席超満員(850?人)
 客層:20-30歳代中心に女性8,9割。二人連れ過半数。
 客入れ:開場で当日券売り切れ。立ち見席にスズナリ。開場時間からコロス役者は
 場内ぶらぶら、舞台上には主役級。搬入口を開けているので、外からのぞくのも
 面白いかも。トイレは長蛇、掲示にあるように回転の早い1fか、場外で済ますの
 が吉。折り込みチラシ少々。本公演のチラシは受付にあり。折り込みパンフなし。
 物販。パンフ(A4 8mm厚 2000円) 「ニーベルングの指環」を知っていると、
 ちいとは取っつきやすくなるので、参考にするといいかも。「キーワード」は字幕
 にでるので予習不要。 カーテンコール4分2回。
 
  ねこ未見。バブル前期、その後巨大公演へと至る、野田作品。蜷川氏、20年来念願の
 演出とか。

 舞台。素舞台にタッパのある装置を持ち込み。背景幕、多用。床(地)に本火、群衆
 が出現。左右のスクリーンにト書き、言葉の解説字幕。

 お話。ワーグナー「ニーベルングの指環」の人物関係を下敷き。神に追放された
 女騎士に育てられた人間の少年サスケを巡る、神と小人、巨人が争う世界。
 棒高跳び得意のサスケにフレンダリーな、その後の信長。実は彼、テロリスト。
 サスケを富士山へと誘い、チクタク時計の時限爆弾で活火山化。巷を火の海=乱世
 =過激派闘争の修羅場と化し、自分は高跳びを企む。闘争の中、眠り姫とサスケを
 原作の女騎士姉・ブリュンヒルデと運命の恋人ジークフリートに重ねてく。

 老いて益々盛ん、蜷川氏執念のビジュアル絵巻。戯曲の指定に丁寧に応えつ、大胆に
 演出。「空飛ぶ」サスケ、飛行機、高い「富士山」を可能な高さ、大きさでみんな
 具体化。なんでも具体化しようとするので、野田氏も無茶なト書きは削ったという
 (パンフ談)ほど。演出のこだわり、やっちゃうスタッフと資金力にシャッポを脱ぐ
 ねこ。

 台本のト書き、言葉遊び、アマチュア無線など用語は、リアルタイムに字幕で徹底
 解説。初演時は??だったろう観客に申し訳ないほど、だいぶわかりやすくなり。
 でも、役者の性質もあるけど、きらめく野田芝居の台詞の魅力はやや減印象。ビジュ
 アル>言葉、な勢いのせいかしらん。

 役者。松本潤君。染まらぬ素朴さ若さが○。フライングはすらっときれい。鈴木杏
 さん。ますます女優らしく、かつ70%は男子でできているらしい男気にも冨み、◎。
 この2人の若やぎぶりには思わず微笑みねこ。に勝村政信さん。機動性よく、哀歓とも
 よく演じ、こんな良い役者だったとは、と再認識ねこ。

                初演     今回
                            夢の遊眠社
                1985/2-3   2006/5/7-30
                紀伊国屋ホール シアターコクーン
                全国 5カ所
               2500円    9000円
          上演時間 ?      1時間56分
                              1986/6/8
            「 彗星の使者(ジークフリート)」
            「宇宙(ワルハラ)蒸発」とも3部作
               「石舞台七変化」として 
                 国立代々木競技場

          演出  :野田秀樹   蜷川幸雄
          音楽  :高都幸男   朝比奈尚行
          装置  :岩井正弘   中越 司
          照明  :北寄崎嵩   原田保
          衣装  :朝倉摂    黒須はな子
          振付  :謝珠栄    広崎うらん
          舞台監督:津田光正   白石英輔
        ポスター原画:鈴木和道   ー
 出演:
 空飛びサスケ(ヒト)    :野田秀樹   松本潤
 その後の信長       :段田安則   勝村政信
 眠り姫  (おまけ)    :竹下明子   鈴木杏
 大写真家 (神様)     :上杉祥三   六平直政
 ペニスの商人       :松澤一之   たかお鷹

 「ワル!」(コビト1)    :円城寺亜矢
 「ワル!」        :       山口紗弥加
 「キュー」(コビト2)    :川俣しのぶ
 「キュー」        :       持田真樹
 「レ?」 (コビト3)    :松浦佐知子
 「レ?」         :       濱田マリ
 
 ライト兄(巨人1)      :佐戸井けん太
 ライト兄(巨人1),右田刑事1 :       杉本哲太
 ライト弟(巨人2)      :羽場裕一
 ライト弟(巨人2),右田刑事2 :       高橋洋

 ポジ (神様のかみさん)  :向井薫    立石凉子
 レフ小僧 (いつもの友1)  :田山涼成
 レフ小僧         :       六角慎司
 ゲンゾー (いつもの友2)  :上田信良
 ゲンゾー       )  :       さとうこうじ

 忍者くの一        :金子真美   ー
 忍者フジ丸        :門間利夫   ー
 ヘルメスの使者      :小松正一   複数にて
 コビト4          :石井洋祐   複数にて

 以下、今回のみの配役
 コビトの侍 :マメ山田
 堺の商人1 :日野利彦
 神様の娘1、コビトの侍 :羽子田洋子
 神様の娘2、コビトの侍 :さじえりな

 堺の商人1、いつもの友1 :飯田邦博
 堺の商人2、ヘルメスの使者、からめ手 :塚本幸男
 コビトの侍、いつもの友2 :堀文明
 コビトの侍、いつもの友3 :福田潔
 堺の商人3、いつもの友4 :井面猛志

 コビトの侍、からめ手 :富田幸輝
 コビトの侍、神様のシモジモ、ヘルメスの使者、からめ手 :野辺富三
 コビトの侍、からめ手 :神保良介
 コビトの侍、神様のシモジモ、からめ手 :伊藤一樹
 コビトの侍、からめ手 :泉裕
 コビトの侍、ヘルメスの使者、からめ手 :川崎誠一郎
 コビトの侍、からめ手 :川崎誠司
 コビトの侍、からめ手 :助川顕太郎
 コビトの侍、神様のシモジモ、からめ手 :田浦傑
 コビトの侍、神様のシモジモ、からめ手 :戸上恭丞
 コビトの侍、からめ手 :横田透
 コビトの侍、神様のシモジモ、からめ手 :安齋芳明
 コビトの侍、神様のシモジモ、からめ手 :松村佳

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