＠下北沢 ザ・スズナリ(2006/9/15-9/20 10ステージ)
http://www.honda-geki.com/suzunari.html
前売 自由2800円 指定3000円 当日 自由3000円 指定3200円
9/20m 昼ギャザ実施。20人ごとに100円キャッシュバック。底値2000円
作・演出：タニノクロウ
舞台監督：矢島健 舞台美術：田中敏恵 照明：今西理恵 音響：中村嘉弘
演出補佐：川嶋はづき 特殊小道具：中沢成克、永山聡子 メイク：井上遙
宣伝美術：野崎浩司 イラスト：坂口時継 制作：樺澤良ほか
プロデューサー：野平久志 製作：PUZZ WORKS、劇団制作社
助成：東京都歴史文化財団
出演：
佐山こうた(p)、中林薫平(b)、長谷川学(d)
吉原朱美[ベターポーヅ]：学ぶ看護士
保坂エマ ：削る看護士
安藤玉恵 ：切る看護士
島田桃依 ：丸い看護士
佐山和泉 ：渡す看護士
横畠愛希子：脈を取る看護士
瀬口タエコ：覗く看護士
飯田一期 ：患者
マメ山田 ：指揮
2006/9/18(月祝)曇 7:35-8:54PM(1'19)前方下手 客席ほぼ満員(130？人)
客層：20-30歳代中心、男女半々。お友達連れと単独半々。
客入れ：前方2.5列に自由席ベンチ、後方雛壇10列に指定パイプ椅子。通路は上手
のみ、若い番号の人は早め入場が吉。折り込みチラシ厚めも、ゴム止め。
アンケート用紙はクリップボードと鉛筆つきで親切。場内誘導常時あり。
折り込みパンフ。B5 3ページ。配役、スタッフ、予定。次回公演 2/24-3/4
駅前劇場。ちなみ、ポツドールも同時期 3/3-11 本多劇場。
物販。サントラ1000円。 カーテンコール1回。
自宅を改造した納屋レストラン劇場、長大テントにトンネルなど、特異な空間美術が
特徴の彼ら、最新作劇場公演。
舞台。ハの字に開いた壁・白タイルの手術室。上手隅になぜか枯葉の山、装置も
部屋も古ぼけ印象。正面奧に両開き戸、その上手にのぞき窓・廊下に手洗い場設定
下に薄茶の本？沢山の棚。そこから壁際に小さなドア、黒板、顕微鏡がある小机、
脇の窓にそのモニタ。上部フェンス内にはピアノトリオ。生伴奏つけ。転じて下手
壁に薬用棚、レントゲン写真用自照パネルとか。
お話。古びた手術室、床には水、壁際に木の葉。看護士達が集まり、大男の開腹
手術が始まるもよう。だが、外科医は現れない。やがて、小人が釣りにやってくる。
視聴覚で楽しむ、シュールなインスタレーション。上記お話に書いた不可思議な
光景。加えて劇場に満ちる音響が特徴。しかと聞き取れぬ看護士達の台詞と仕草、
器具を置くゴム手袋を弾く、その都度響きわたる高音。一種環境音楽？、スラップ
スティックとなる終盤はお囃子のよう。毎回なじみのスタンダード・モダンジャズ
が、空間を伴奏。高揚感とも快感とも心地よく。今回、ごきげんな生演奏にグレー
ドアップしてなおさらに。不可思議、不条理を親しみに体感させてくれて○。して
やられて楽しいねこ。
役者。いまや欠かさない「指揮」役・マメ山田。シュールな空間に飄々と自由に
してる様が素敵。
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