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 フジテレビジョン・お台場SHOW-GEKI城
 野鳩×里中あや「ぜったいあの娘はボク専用【愛蔵版】」

 @台場 フジテレビメディアタワー・マルチシアター(2006/12/22-28 7ステージ)25休演
 全指定 前売当日共1500円

 作・演出:水谷圭一 映像:浜嶋将裕 小道具:中島香奈子、當間英之
 映像イラスト:臼井良平
 舞台:筒井昭善 舞台監督:横尾友弘、小林秀雄 照明:RISE 正村さなみ
 音響:田上篤志[atSound] 宣伝美術:森田涼子
 制作統括:赤沼かがみ[G-up http://www.g-up.info/odaiba/index.html]
 主催:フジテレビジョン
 出演:
 畑田晋事 :入交(いりまじり 中学生男子)
 里中あや :河井沢(かわいざわ 入交の片思い相手)
 佐伯さち子:杯子(はいこ 神様の娘)
 佐々木幸子:千野つみれ(ほしのつみれ 入交に片思い)

 村井亮介 :池田学(ほかだまなぶ 入交の親友)
 菅谷和美 :入交玉子(いりまじりたまこ 入交の妹)
 水谷圭一 :おじさん
 竹内大介 :神様(かみさま)

 2006/12/28(木)晴 4:02-5:06PM(1'03) 前方上手 客席6割(70?人)
 客層:20-30歳代中心に男子3,4割。子供連れのお母さん(通りすがり?)も。
 客入れ:折り込みチラシ、パンフほかは宇宙レコードと共通。次回公演。
 3/14-18@駅前劇場 「君は人のために死ねるか(仮)」 カーテンコール1回。

 グラビアアイドル+「小劇場」劇団なフジテレビ企画、中盤。アイドルにセーラー
 服衣装必至な、中学生ラブリー芝居の野鳩登場。旧作を改訂、キャストを入れ替えて
 の再演とか。

 舞台。床と中央平台に学芸会な草々書き割り。背景スクリーンに映像投影。今回、
 幽体離脱場面とか積極的に映像使用。
 
 お話。片思いの子に告白できない、もじもじ中学男子。もたもたしてる間に交通事故
 死。というのは神様の早とちり、明日まで生きてよしと神のお情け。これで告発が
 できると思いきや、人工呼吸してくれた娘に言い寄られ。さらに監視役の神様の娘
 まで自分に横恋慕。この子が父親=神様にわがままをいい、「奇跡」で恋路を邪魔。
 とんだもてもて状態に果たして、彼は意中の彼女の気持ちを得ることができるので
 しょうか。

 余韻を残す甘辛の味わいやよし。ファニーな漫画様式の演技、どたばたな展開に、
 けら笑い。油断してるとうむむな、シニカルコメディ。とはいえ、皮肉の苦みより
 青春のやるかたない甘酸っぱさが勝り、ラブリーな好印象。今回、映像を使用、
 人形らと組み合わせて、即物的な面白味を増し。

 役者。漫画様式を自分のものとして自在。人工呼吸娘役・佐々木さんの細かく
 過剰な芝居ぶりがすてき。予想通りセーラー美少女に里中さん。生硬も役柄から
 するとそれもよく、時々荒くれさせる演技演出の意地悪さににやりねこ。

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