[前頁] [ホーム] [一覧] [次頁]

 NYLON100℃ 32nd SESSION 15years Anniversary -ダブルキャスト2本立て興行-
 「シャープさんフラットさん ブラックチーム」

 @下北沢 本多劇場(2008/9/16-10/19 24ステージ)
 http://www.honda-geki.com/aaa/honda1.html
 全指定 6800円 バージョンセット券 12000円(cubit clubのみ)

 データはホワイトチーム レポート参照。

 2008/9/23(祝火)晴 7:04-9:40PM(2'34) 中段下手 客席超満員(370?人)
 客層:20-30才代と結構多い中年層。男女半々。
 客入れ:前側通路、最後尾の補助椅子は満席。本席の端にやや空席。カーテンコール
 2回2分。ニコニコ顔の一同。ほかホワイトチームと同じ。

 舞台。ホワイトと同様。ゴミ箱の位置とか変えて、演技も及び。
 
 救われた感をよりもつブラックチーム。基本は同じ台本と物語、とこどこ台詞と演出
 違え。映像や台詞を抜いたり、演出を加えたり。零れる酒に群がる病んだ人物の違い
 とか、語られない含み多め。ラストの印象は結構違い。主人公にはより身近で過酷な
 現実を、一部周囲には救済を与え。ホワイトは現実逃避に墜ちていく主人公の印象が
 強し。ブラックは過酷さを増すことでより信念ある人物、生き抜くための笑いの必然
 性がより浮上した印象ねこ。

 全体の印象は、主人公と周囲の役者のキャラ違いからか、よりマイナー。湿り気や
 ざらついた感触、胸騒ぎ印象が強し。生っぽい青春残酷物語へと。ホワイトチームが
 エキセントリックな個性の役者が多いこともあり、より渋めにアンサンブル重視な
 印象あり。

 役者。大倉孝二。愛おしいほどに陰々滅々。バカ芝居とのギャップ大。犬山イヌコ、
 みのすけ、峯村リエ。しっとり目に泣かす。植木夏十、小池栄子、見た目じゃなく
 男子率が高め。坂井真紀、マギー、生真面目さに好感。住田隆、伏し目がちに哀感。

[月間一覧