＠与野本町 彩の国さいたま芸術劇場 大ホール(2009/1/15-2/01 18ステージ)
http://www.saf.or.jp/
全指定 S席9000円 A席7000円 B席5000円 学生席2000円
＠宮城 イズミティ21 2/6-8 4ステージ
＠大阪 梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ 2/20-2/25 8ステージ
作：W. シェイクスピア 演出：蜷川幸雄 翻訳：松岡和子
美術：中越司 照明：勝柴次朗 衣裳：小峰リリー 音響：井上正弘
ヘアメイク：鎌田直樹 音楽：阿部海太郎 振付：広崎うらん 演出補：井上尊晶
演出助手：桐山知也 舞台監督：白石英輔 宣伝美術：コム・ワークス
主催：（財）埼玉県芸術文化振興財団、朝日新聞社、テレビ朝日
制作：（財）埼玉県芸術文化振興財団、ホリプロ 企画：彩の国さいたま芸術劇場
シェイクスピア企画委員会
出演：
唐沢寿明 ：レオンティーズ(シチリア王）
田中裕子 ：ハーマイオニ（シチリア王妃）、パーディタ（シチリア王の娘）
横田栄司 ：ポリクシニーズ（ボヘミア王）
長谷川博己：フロリゼル（ボヘミア王子）
藤田弓子 ：ポーライナ（貴族アンティゴナスの妻）
六平直政 ：羊飼い（パーディタの育ての親）
大石継太 ：道化（パーディタを育てた羊飼いの息子）
瑳川哲朗 ：オートリカス（ごろつき）
原康義 ：カミロー（シチリアの貴族）
塾一久 ：アンティゴナス（シチリアの貴族）、村人
手塚秀彰 ：貴族、村人、サター、紳士2
廣田高志 ：クレオミニーズ、村人、サター
池谷のぶえ：モプサ（羊飼いの娘）、侍女1
妹尾正文 ：アーキデイマス（ボヘミアの貴族）、貴族、役人、村人、サター
大川浩樹 ：ダイオン（シチリアの貴族）、召使い
岡田正 ：貴族、村人、サター
清家栄一 ：貴族、村人、サター、紳土3
新川將人 ：従者、牢番、役人、水夫、村人、サター、貴族
鈴木豊 ：貴族、村人、サター、紳士1
景山仁美 ：ドーカス（羊飼いの娘）、侍女2
羽子田洋子：工ミリア（ハーマイオニの侍女）、村人
宮田幸輝 ：時、村人
下塚恭平 ：従者、役人、村人
高橋永江 ：村人、(ハーマイオニ、パーディタ)
桐山和己 ：マミリアス、村人(ダプルキャスト)
坂ロ淳 ：マミリアス、村人(ダプルキャスト)
2009/1/18（日）曇 1:05-4:35PM（1'27/休17/1'43）2F下手 客席満員（770人）
客層：20-30才代中心に女性7，8割。
客入れ：当日券不明。開演1時間前から1Fにてミニコンサートあり。男性トイレは
ほぼ女性用とし。劇場内よか、外の1Fホールか事務所（駅側）側のが空いてて○。
折り込みチラシそれなり。パンフ A4 1枚に配役。物販。先行販売はなし。
パンフ □25cm 1500円。ほどよい 読み物内容。トートバック1500円 Ｔシャツ
2500/2300円 エコカイロ500円 ポスター1000円 カーテンコール3回3分。前方客
スタンディング。
女子が熱い視線を注ぐ？唐沢寿明、蜷川幸雄演出３作目は老け役にて。
舞台。三方に壁画、紅蓮にそまるアポロンと神々像のペイント。後半、涙色に模様替
え。墜ち物はなけれど、ゆるやかな飛び物あり。
お話。シチリア王は妻と親友・ボヘミア王の仲を疑い、王女を荒野に捨てさせる。
嫉妬止まらない王は神々の信託を疑い、結果王子と妻の死の知らせを聞くことに
なる。そして16年の歳月が流れ、物語は一転、和解の場へと向かう。
プレーンでシンプルな舞台に、引き立つ役者芝居。演出は合いの手をいれるかっこう
で好伴奏の体。前半沈痛、中盤騒動、終盤調和。物語はさほど込み入らずも、悪い方
へ向かう展開にはハラハラ、しつつ飽かず楽しむねこ。
思い込みの悪い連鎖に駆られるシチリア王・唐沢寿明。前半、暴走を寸止めしてセル
フコントロール、後半は滋味滲ませ、情感漂わせ。渋みにユーモアを添えて、旨み。
沈着の皇后・田中裕子、言葉でなぶられても、品とたおやかさを失わず。後半は
一転、牧歌的女子演技。16歳にみえるから、女優とは化け物なり。
陽気で憎めない小悪党、瑳川哲朗・オートリカス。愛嬌たっぷりのおバカぶり、
大石継太・道化。2人が前半の気分一新と賑やかし。でも一番は、明晰で男の色気
微香性の魅力、横田栄司・ポリクシニーズ、かしらん。
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