＠下北沢 本多劇場(2009/9/28-10/12 19ステージ)
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全指定 前売当日とも6800円
脚本・演出：ケラリーノ・サンドロヴィッチ 美術：BOKETA
照明：関口裕二(balance,inc.DESIGN) 音響：水越佳一〔モックサウンド〕
映像：上田大樹 大鹿奈穂 衣裳：畑久美子 ヘアメイク：武井優子
振付：横町慶子[ROMANTICA] ステージング：長田奈麻 演出助手：坂本聖子、
相田剛志 舞台監督：宇佐美雅人(バックステージ) ドイツ語訳・指導：山下結穂
宣伝美術・写真：坂村健次（C2design） コラージュ：マグマジャイアンツ
画：玉野大介 宣伝美術協力：unseal contemporary プロデューサー：高橋典子
制作：仲谷正資、北里美織子、太齋志保、佐々木悠、杉上紀子 広報宣伝：米田律子
製作：北牧裕幸 企画・製作：シリーウォーク、キューブ
出演：
村岡希美 ：村岡希美、調理女、フェリーツェ・バウアー(カフ力第一の恋人)、
ヴァリ(カフカの妹・次女)
廣川三憲 ：廣川三憲、ヤーコプ叔父、矢代低吉
水野顕子 ：水野顕子
中村靖日 ：フランツ・カフカ、船員
三宅弘城 ：カ一ル・ロスマン、世田谷区長、マックス・ブロート、寺内
喜宏浩平 ：ヨーゼフ・K(カー)、出版社社員
吉増裕士 ：K(カー)、船長、ラジオのアナウンサー
横町慶子 ：小出(寺内の不倫相手の女優)、区長の妻、オットラ(カフカの妹・三女)
植木夏十 ：矢代の近所の主婦、別の看護士、水野の友人
長田奈麻 ：矢代正子(M子)、ヨーゼフの部下
新谷真弓 ：クララ、有馬(女優)、調理女
安澤千草 ：グルーバッハ夫人、廣川の妻、エリ(カフカの妹・長女)
藤田秀世 ：火夫(かま焚き)、医師、予審判事、出版社社員、矢代高吉、掃除婦
皆戸麻衣 ：看護士、区長の妻、通訳
杉山 薫 ：ロスマン家の女中ブルマー、淡島通りの女
眼鏡太郎 ：ポランダー氏、カールにトランクを預る男、携帯を奪う男
廻飛雄 ：グリーン氏、マック、小倉浜劇場の人事主任、船員
柚木幹斗 ：船員、運送屋
猪岐英人 ：監視入ヴィレム、サナトリウムの医師、ボランダー家の執事、司会のお兄さん
菊池明香 ：劇団の制作、カールの英語教師
自石遥 ：ドーラ・ディアマント(カフカの最後の恋人)
野部友視 ：回想のカール・ロスマン
田村健太郎：シューパル、廣川のバイト仲間
青木茉奈 ：調理女リーネ
田仲祐希 ：調理女
伊与顕二 ：監視人フランツ
森田完 ：水野顕子の彼氏、運送屋
2009/10/3(土)晴 1:04-4:11PM(1'28/休14/1'23)中段上手 客席ほぼ満員(350人)
客層：20-30才代中心、いつもより女性多め8割。
客入れ：補助椅子なし、空席若干あり。折り込みチラシそれなり 大きめのビニール
袋入りで親切。パンフ B5 4ページ。挨拶、配役、スタッフ、予定。次回公演。
6-7月新作＠本多劇場。物販。パンフ B5変形 72ページ 1500円。絵画集の趣も
ある凝った装丁。KERA×平田オリザ、同×池内紀(ドイツ文学者)対談収録。ポスター
500円。 カーテンコール2回2分。
古参は外部客演中、若くもない若手中心の座組にておくる、カフカな舞台化と評伝
あれこれ。ワークショップを経て、エチュードを持ち寄り構成したとか。
舞台。でけえキューブ住宅は移動式で大回転。舞台装置に映像投影して変化させ、
あるいは役者に投影して着替えさせ、と発明工夫。
お話。世田谷住人の日常スケッチと、カフカの長編3つで描く、ママならず届かぬ世の
不条理。カフカが居なそうで居まくりな、カフカ演劇。
今回はKERA＜ナイロン100℃ な親しみ親密な劇団公演。不可思議も、緊密で切実な
会話劇が続いた後なので、まったり観られて楽しいねこ。ユニークなカフカとカフカ
的不条理体験のコラージュ、ていうか演出工夫で見所満載にショーめき。日常、劇団公演
、カフカと小説世界を、相似形で重ねみせて面白し。原作の主人公達が一同に会して
てんやわんや発想とか、KERAらしくて愉快ねこ。
役者。客演。カフカ・中村靖日の違和感が違和感なく嵌って○。女優役・横町慶子。
いつもながらのスーパースリム、かっこよし。
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