＠森下 森下スタジオ(2011/10/21-23 4ステージ)
http://www.saison.or.jp/studio/
全自由 前売2000円 当日2500円 学生1500円
＠新・港村 Bankart1929・Cafe Live 11/5
演出：off-Nibroll、ティファニー・チュン
振付：矢内原美邦 映像：高橋啓祐 美術：ティファニー・チュン
音楽：ユエン・チーワイ
出演：
矢内原美邦、小山衣美、絹川明奈
2011/10/21(金)雨 7:01-8:12PM(48/7/12)正面より 客席ほぼ満員(30人)
客層：20-30歳代の学生、社会人、関係。男女半々。
客入れ：開場時7，8人。コの字1列。真正面席の入口よりがパフォーマンス、映像とも
見易し。折り込みチラシ少々。パンフ A5 2ページ。プロフィール、挨拶、作品解説、
スタッフ、予定。
パフォーマンス 48分
美術家ティファニー・チュンとの共同制作作品。タイ、ベトナム公演を経て、
シンガポールから音楽・ユエン・チーワイが加わって新制作。11月の横浜公演は
また作り直すとか。
舞台。床に100を越える、額にいれられた花のポートレート。天井にいく条かの
ワイヤと、赤い珠を宿した黒い繭っぽいオブジェ鈴なり。正面に衝立スクリーン。
構成。
・テキストと映像。逝った父親と祖母の町と家の記憶。鹿になりたかったこと。
・木の枝を鹿の角に見立て、歩行。父がみたであろう鹿になれると思ったこと。
・ポートレートに記憶語りしながら、一つずつ持ち去る。
・水滴ＣＧ背景。白衣でソロ、ついでデュオダンス。
・黒いシルエットのトリ、やがて無数となる背景。トリオ、飛べない叫び。
・床に座る、仰向けになる。花吹雪をかけ、埋める。
・ピアノ曲。黒衣に金のヒール。矢内原ソロ。追従する分身が向ける鏡に映る自分に
見入り。映像に鏡を映しこむ。分身を笑う。
・客席に網玉を投げる。じたんだ踏む。モノクロの風景映像、モンタージュ。
ヒールを脱ぐ。矢内原、紙吹雪をモップで掃除。２人は激しくコンタクトダンス。
拒絶あるいはリフト。
・スクリーンな衝立の一つを全面へ移動。横たわり、花が散る。空に雲〜水滴映像。
彷徨。天を指す、水滴の映像。
花を死者にたむけること、追想をテーマにしたパフォーマンス。私的な記憶、悔恨
から始まり、忘却や無関心でいることへの恐れを描いていく。自身との対峙をソロ
や分身とのデュオ、トリオのダンスのみならず、発話、映像、美術から多彩に世界
を拡げて現し。エモーショナルな訴えかけと、美しくパノラマに広がるイメージの
混合をしっかりと堪能するねこ。
ティファニー・チュン パフォーマンス作品 説明とビデオ上演 7分
モブシーンで塊になったり、散開して跋扈したり、ダンスというよりパフォーマンス
の印象。
トーク off-Nibroll、ティファニー・チュン、ユエン・チーワイ 12分
タイ、バンコクではコンテンポラリーダンスが上演されることはなかった。
観客から熱い反応があったが、理解はできていなかった。など。
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