＠王子 王子小劇場（2011/10/21-30 14ステージ）
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全自由 前売り2000円 当日2300円
作・演出 鎌田順也 音響：許斐祐 照明：井坂浩 制作：山田杏子
演出助手：飯田こうこ、くちばし 宣伝美術・web：tutoji
舞台監督：松滞紀昭
出演：
加瀬澤拓未 ：別所賢一(常連客)
川上友里[はえぎわ] ：美智子(その妻)
鈴木潤子 ：子供(可愛子)
墨井鯨子[乞局] ：なつめ(店員)
日野早希子 ：ことみ(店員)
今村圭佑[Mrs.fictions]：野々村(店員)
林生弥[ブルドッキングヘッドロック] ：はじめて来た女
篠原正明 ：店長
高畑遊 ：ハーゲンダッツ夫人(店長の妻)
中澤功[サモ・アリナンズ]：安食さん(常連客)
飯田こうこ[KUUM17] ：溜岳さん(モスバーガーが食べたい)
2011/10/24(月)晴 8:02-9:44PM(1'42)中段中央 客席満員(55人)
客層：20-30歳代中心、男女半々。小劇場演劇ファン以外もぽちぽち?。
客入れ：通常客席、パイプ椅子6列がみっちり。真ん中寄りが観やすいと誘導。
折り込みチラシそれなり。本公演のチラシは流通が少ないためか、置き分がすぐ
なくなり。パンフ B5 3ページ。クレジットのみ。次回公演。特別劇場「気になるの、
わたし 木になるの、わたし」 物販。Tシャツだったかな。カーテンコール1回。
前々回の面白ブラックコメディ以来、みるねこ。8時開演と勤め人配慮が嬉しところ。
舞台。某モスバーガー気取り。チープな学園祭模擬店もそれっぽく無垢材テーブルと
緑の店内。シャッター替わりに堂々墨書幕「モスバーガー 荒川車庫前店」
お話。店長が巨大なハンバーガーに変身。パニックの店員となじみ客。と中から
ブリーフ一丁のマッチョ店長復活。バーガー帝国でハンバーガー食べる、大好きと
いったものだから逆鱗に触れ、人類滅亡ののろしを上げられた。幸い、いいバーガー
に助けられたと、聖人・鍛冶屋バーガーを紹介。バカ店員が悪いバーガーと勘違い
して踏みにじったものだから、危機再来。でも、バーガーマニアと連れ去られた女性
客を運命の人と気を取り直して、店長は再びバーガー帝国へ。以下、そんな感じで
希望と絶望を自分勝手に繰り返す、スラップスティック・ブラックコメディ。
みんなヘン、とち狂い競合。愛と希望をテーマにしたドラマを装いながら、設定、
物語とも悪意と悪戯心を持ってねじ曲げられ。毒吐き上等、逆説パラダイスとなり。
日常に必要の無い過剰な台詞が面白く、悪口雑言も過ぎてユニークな笑いを呼び。
つっこみ処満載の展開とも、飽きず楽しむねこ。
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