＠三軒茶屋 世田谷パブリックシアター(2012/10/26-11/7 16ステージ)
http://setagaya-pt.jp/
全指定 1･2階席5500円 3階席3000円 3階席学生2000円
＠埼玉 キラリ☆ふじみ 10/13-14
＠愛知 パティオ池鯉鮒（知立市文化会館）10/16
＠愛知 長久手市文化の家 10/18
＠滋賀 びわ湖ホール 10/21
＠愛知 豊橋市民文化会館 11/9-10
＠長野 まつもと市民芸術館 11/12-13
＠神奈川 杜のホールはしもと 11/15
＠茨城 水戸芸術館
＠新潟 りゅーとぴあ（新潟市民芸術文化会館）
＠岩手 盛岡劇場 11/20
＠大阪 森ノ宮ピロティホール 11/23-25
＠三重 三重県文化会館
＠香川 サンポートホール高松 11/29
＠福岡 北九州芸術劇場 12/1-2
作・演出:永井愛 美術:大田創 照明:中川隆一 音響:市来邦比古 衣裳:竹原典子
ヘアメイク:清水美穂 演出助手:鈴木修 舞台監督:澁谷壽久
票券:渡邊妙子（ぷれいす） 制作:安藤ゆか・金澤麻紀子 制作：二兎社
提携：公益財団法人せたがや文化財団 世田谷パブリックシアター（東京公演）
後援：世田谷区 助成：芸術文化振興基金
出演：
平幹二朗 ：佐藤富士夫(元 工場主）
佐々木蔵之介：佐藤鉄馬（富士夫の息子 エリート・サラリーマン）
溝端淳平 ：山田星児(闇金融社員)
2012/10/26(金)晴 7:00-8:43PM(1'41)1F前方上手 客席ほぼ満員(670?人)
客層：大人客席。20-30歳代と中年に二して女性8，9割。男性はスーツ客目立ち。
客入れ：当日券有り。通常客席、各階まんべんなく埋まり。折り込みチラシそれなり。
パンフ いつものプレイビル A5 5ページ。物販。パンフ B5 18ページ 500円。
挨拶、役者インタビュー、稽古場写真、町工場レポートなど。著作本など。
カーテンコール3回2分。
男の世界な人気俳優3人芝居。
舞台。錆色の鉄骨、リアルな廃工場。天井高さまで鉄の壁、がらんと作業台１。
上手に廃材、中央右手に搬入シャッター、右手壁際階段から中二階の物置。
窓は下手に破れて１つのみ。
お話。斜陽日本を象徴する三人三世代のドタバタそして人情劇。高度成長期に工場を
成功させるも、バブルとはじけた父。父の期待に応えて、エリート道を進みながら、
小豆（エビか）な相場で失敗した息子。親子の借金取り立てをする闇金の若い社員。
行き場のない三人が出会う、一夜の出来事。
どん底なのに暗闇ではない、照らす役者の輝きがギフトな舞台。永井愛と男3人に
ありがとうねこ。家族と個人を描いて世界を映す、複眼・重層する視点での問いかけ
が作家らしい。豊かさを求めた果て、今の日本を数字でなく、共感できる個々の
ありさまに落とし。笑うしかない状況が、情けなさとも哀感とも、妙な連帯感とも
醸し。通じ合う親子と取り立て人の人情味ある姿が救い、微糖にほっこりするねこ。
なんだかんだ演じても、輝く3人の役者芝居故。うらぶれた役とはいえ、大らかで
メリハリある芝居は平田さんならでは。利己的で小さい役にみえて、厚情は隠せず、
いつもよか過剰な芝居の佐々木さん。とっちらかした時に、破壊ランナー走り＠
惑星ピスタチオがでたのは嬉しい驚き。２人の間で振り回されてな役を、まさに
巧者に挟まれて奮闘した溝端さん。窮鼠猫を噛んだりもして楽しいところ。
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