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 蜷川幸雄演出 Bunkamura/Quaras「祈りと怪物 〜ウィルヴィルの三姉妹〜」

 @渋谷 シアターコクーン(2013/1/12-2/3 26ステージ)
 http://www.bunkamura.co.jp/cocoon/index.html
 全指定 S席9500円 A席7500円 コクーンシート5000円
  @大阪 イオン化粧品 シアターBRAVA! 2/9-17 11ステージ

 作・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ 演出:蜷川幸雄 美術:中越司
 照明:大島祐夫 音響:井上正弘 衣装:宮本宣子 ヘアメイク;鎌田直樹
 音楽:門司肇 擬闘:栗原直樹 演出補:井上尊晶 舞台監督:小笠原幹夫
 宣伝美術:永石勝 企画:Bunkamura 主催・製作:Bunkamura/Quaras

                   KERA演出版 蜷川演出版
               美術:小松信雄  中越司

               一幕:1時間29分  1時間29分
               二幕:59分    1時間1分
               三幕:1時間15分  1時間16分
                 2012/12/09s  2013/01/18s
 出演:
 ドン・ガラス          :生瀬勝久  勝村政信
 バララ(ガラスの娘・長女)    :久世星佳  原田美枝子
 テン(ガラスの娘・次女)     :緒川たまき 中嶋朋子
 マチケ(ガラスの娘・三女)    :安倍なつみ 宮本裕子
 ジャムジャムジャーラ(ガラスの母):木野花   三田和代
 エレミヤ(ガラスの妻)      :峯村リエ  渡辺真起子
 メメ、(メイド長)        :犬山イヌコ 伊藤蘭
 アリスト            :マギー   大石継太
 ヤルゲン(執事長)        :大鷹明良  石井愃一
 トビーアス           :小出恵介  森田剛
 パブロ             :近藤公園  満島真之介
 ダンダブール(錬金術師)     :山茜惇   橋本さとし
 パキオテ(白痴)         :大倉孝二  三宅弘城
 レテイーシャ(ローケの娘)    :夏帆    野々すみ花
 ローケ(仕立屋)         :三上市朗  新川將人
 ペラーヨ            :池田成志  村杉蝉之介
 ヤン(流れ者)          :丸山智己  染谷将太
 ドンドンダーラ(トビーアスの祖母):木野花   三田和代
 グンナル(司祭)         :西岡徳馬  古谷一行

 報告者             :三上市朗  ?
 合唱隊(コロス)長       :久保酎吉  冨岡弘 *
 市長              :久保酎吉  本城丸裕 *
 黒い男             :久保酎吉  妹尾正文 *
 警察署長            :原金太郎  冨岡弘 *
 アンヘル獣医          :原金太郎  岡田正 *
 カッサンドラ          :楠見薫   ?
 アガーテ            :加藤弓美子 岡田正 *
 家主              :野中隆光  塚本幸男 *
 苦痛発電の男          :日比大介  池島優 *
 ルフレシア           :皆戸麻衣  野口和彦 *
 アナ              :皆戸麻衣  土屋美穂子 *
 アウグスト           :猪俣三四郎 澤魁士 *
 アガーテの息子         :猪俣三四郎 野口和彦 *
 リペッカ            :水野小論  清水ゆり *
 ユーリア            :中林舞   ?
 ガストン            :?     マメ山田 *
                        清家栄一 *
                        福田潔 *
                        蓬莱照子 *
                        前原麻希 *
                        *:合唱隊

 2013/01/18(金)晴 6:30-10:48PM(1'29/休15/1'01/休15/1'16)2F中央 客席超満員(750人)
 客層:20-30才代女性8,9割。
 客入れ:2F立見20人弱。休憩はしっかり15分あり。ロビーで軽食取る人、トイレに
 列ぶ人多数。2Fは全員女子用だけど個数が少ないから結局長蛇。外に出て向かいの
 建物へ行った方が早いかも(KERAの時はそうでした)。3幕 1F最前方席は水対策の
 ビニール配布。折り込みチラシそれなり。配役表とかパンフなし。
 物販。パンフ A4 2000円。ポスターなし。座談会とかあれこれ。
 6時30分定時きっかりに開演、完全暗転するので遅刻注意。10時46分終演 カーテン
 コール2回2分。

 KERA版との競作演出。
 舞台。無機質なグレーの大きな平台、島舞台。墓石、教会装置を持ち込み。
 各部屋を平台前にねこの額と設営。客席側両袖にモニタ、背景説明の結構な量の
 ト書きや曲名を表示。

 お話。暴君ドン・ガラスと3姉妹の恐怖治世、捲き込まれる人々と町の顛末。
 マジックリアリズムな出来事の中描く年代記。

 KERA版と同じ本かと思うほどに味わい違い。物語と背景をずっしり背負って重量級。
 蜷川様式ふんだん。赤い糸、本水の雨、彫刻像、そのまんまな動く墓石、通路使用と
 久々の劇場開け。脚本具現化のこだわり、イメージの爆発がらしく楽しめ。
 コロスが徹頭徹尾ラップ口調なのには、ほよよ。やり過ぎで興醒めなとこあるけど。
 すぎといえば、テキスト投影はちとうざし。

 キャラはなるほどすんなりはまり。KERA版より劇的人物になっていて、感情移入は
 し難いかも。勝村さんのドンガラスは最初誰かと思い。力こぶな熱演もまた久々。
 三田さん、さすがの存在感で見せ。野々すみ花。可憐、ちと萌えねこ。

 
 これより早めに進行。

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