＠京都 元・立誠小学校講堂（2013/10/3-8 8ステージ）
全自由 一般 前売3000円 当日3500円 ユース・学生 前売2500円 当日3000円
シニア 前売2500円 当日3000円 高校生以下 前売1000円 当日1000円
作・演出：タニノクロウ 構成：玉置潤一郎、山口有紀子、吉野万里雄
美術：稲田美智子 特殊小道具：横沢紅太郎、小此木謙一郎（GaRP）
舞台監督；三津久 照明：阿部将之（LICKT-ER）音響：佐藤こうじ（Sugar Sound）
音楽：奥田祐 音響オペレーター：阿久津未歩
英語字幕：ウィリアム・アンドリューズ、門田美和 演出助手：松本ゆい、仮屋浩太郎
制作：小野塚央 製作：庭劇団ペニノ 助成：公益財団法人セゾン文化財団
共催：立誠・文化のまち運営委員会 主催：KYOTO EXPERIMENT
出演：
山田伊久磨、飯田一期、島田桃依［青年団］、瀬口タエコ
2013/10/6(日)晴 6:07-7:38PM(1'30)中段中央 客席ほぼ満員（70人）
客層：学生と中年層、女性過半数。
客入れ：整理券配布なし、開場時まで部屋待機、成り行きで整列入場。開場時30人
ほど。雛壇に椅子5列。中央より中段以降が見やすし。終演後、パンフ A5冊子、
折り込みチラシ(厚め）配布 ビニール袋入り。物販。DVD。カーテンコール2回1分。
上々の悪夢、変態美術の精華 「庭」の関西発上演。自宅マンション改造、雄吉翁
＠維新派が名付け親のアトリエ公演のミックスアップ版とか。
舞台。２畳の受験生部屋から始まる、ファニーな魔窟。旧作既知の森の、レストラン
の、病院めいたりと大変変態。切り替えの便と、混濁の仕掛けがため、回ります
です。
お話。自称成績超優秀、でも受験はダメ人間な中年受験生。父を恐れ、憧れる瞼に
浮かぶは巨根、漢の紋所。勉強の合間に小説執筆、ある日醒めない夢で出くわすのは
、やはり男根の面影。彼は絶望と希望の狭間からぬけだし、父を獲得できるので
しょうか。
コンプレックスこそ人間のモチベーションというのを、どっぷり父性に特化した
奇書一遍。受験生がスクリューボールする旅で一本繋げ、さまざま世界美術を
明暗喩とも関連つけ、わかりやすく面白く仕上げ。
さまざまに取り込まれる「男根」になるほどポキン金太郎を見て楽しむねこ。
すばらしい造り込みの変態美術はまとめて、展開して見られるのが素敵。東京公演は
いけなかったけど、京都でやってくれてありがたし。役者。永遠の受験生・山田
伊久磨。学生気分が抜けない青臭い、バカ悲しさが素敵。ポマードの効能妄信とか、
愛情を感じちゃうねこ。
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