＠下北沢 本多劇場(2014/09/26-10/19 26ステージ)休演 9/29 10/7,14
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全指定 当日・前売共6900円 学生割引券4300円（前売)
＠北九州芸術劇場 中劇場 10/25-26 3ステージ
＠梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ 10/28-29 2ステージ
＠りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館 劇場 11/1-2 2ステージ
作・演出：ケラリーノ･サンドロヴィツチ 美術：BOKETA
照明：関口裕二(balance,inC.DESIGN) 音楽：和田俊輔
音響：水越佳一(モックサウンド) 映像：上田大樹(&FICTION!)
衣裳：三大寺志保美(三茶工房) ヘアメイク：宮内宏明(M's faCtory)
ステージング：KENTARO!! 殺陣指導：明察哲典 演出助手：相田剛志
舞台監督：菅野将機(StageDoctor Co,Ltd｡)演出部：宇佐美雅人、松井啓悟、小野綾香
宣伝美術：雨堤干砂子(wagon) プロデューサー：高橋典子
制作：青野草生子、前田優希、川上美幸、川上雄一郎、仲谷正資 票券：北里美織子
広報宣伝：米田律子 製作：北牧裕幸 企画・製作:シリーウォーク キューブ
出演：
三宅弘城 ：目崎(室長)、男1(辻煙)
大倉幸二 ：黛(ﾐﾐの兄)、男3(大田黒)
みのすけ ：森(刑事)、男2(平井)
喜安浩平 ：警備員
犬山イヌコ：望月マリィ(演習の担当官)、女2(市子)
峯村リエ ：マサヨ(曲まがりの姉)、女1(山田千津)
村岡希美 ：メイコ(年かさの女性社員)、女3(春奈)
皆戸麻衣 ：美恵子(益子の妻)
水野小論 ：桃代(美恵子の友人)
猪俣三四郎：宮川(森の部下)
小園茉奈 ：ミドリ(向井の婚約者)
大石将弘 ：向井(ミドリの婚約者)
鈴木杏 ：ミミ(黛の妹)
岩崎う大(かもめんたる)：道下(東洋大出の若手社員)
横尾ユウスケ(かもめんたる)：毛利(老婆に好かれている若手社員)
山内圭哉[Piper]：曲幹夫、良い探偵
2014/09/28(日)晴 2:03-4:28PM(2'24)中段上手 客席ほぼ満員(360人)
客層：20-30才代と中年層。女性過半数。
客入れ：前方通路に補助椅子。折り込みチラシ厚め。パンフ B5 4ページ。
次回公演 来年12月 「消失」再演＠本多劇場 ゲスト八嶋智人。
物販。パンフ B5 1500円 乱調上等に遊び。プロフィールと座談会収録。
カーテンコール2回1分。
2年振り、なんですね新作。
舞台。殺風景なビルの屋上、あるのは大小ゴミばかり。正面に隣接ビルの窓列、
上手はマンションバルコニー。
お話。社長が失踪して数ヶ月、緩みがちとはいえ、社長が成した生き血を啜る鬼の
ような稼業ぶりは継承。屋上にたむろする社員のもとクレーマー絶えず。そして、
社員通しの疑心暗鬼、暗躍も絶えず、膨らんでいき。
アイロニカルな残酷喜劇、とんま加味の不思議ちゃん。リアルと夢想、二つの世界が
同居/重層＝ストレートに演劇的、も一筋縄ではいかず意地悪しごく。足下を
すくわれるような得体が知られない感じが、嫌味で面白いねこ。登場人物個々に
スポットしっかり、複雑な胸中を描く心理劇としていつにまして、ストレートに同文。
殺伐の場にそぐわぬ、ゆる会話の可笑しさとか。とうてい笑えない状況での笑いを
表現する巧さは独壇場。逆に、平穏な日常が不穏になるさまを、リアルと別役実
彷彿の不条理の双方のやり方で見せ、ダブルで嫌味。面白いけど。
役者芝居、みんなお楽しみ。振れ幅が大きかったりして、ニヤニヤと愉快ねこ。