＠池袋 東京芸術劇場 シアターウエスト(2019/02/07-10 6ステージ)
全指定 一般 前売3500円 当日3800円 25歳以下 前売2500円 当日2800円
振付・演出：矢内原美邦 映像・美術：高橋啓祐 音楽：SKANK／スカンク
照明：岡野昌代（PICOLER） 技術監督：鈴木康郎 舞台監督：湯山千景
宣伝美術：岡本健＋高橋啓祐 チラシ写真：橋本裕貴
広報資料編集：リレーリレー西谷枝里子 企画制作：株式会社precog
主催：Nibroll 株式会社precog 提携：東京芸術劇場（公益財団法人東京都歴史
文化財団）助成：芸術文化振興基金
出演：
笠木泉、川田希、光瀬指絵、皆戸麻衣、望月めいり
2019/02/07(木）晴 7:05ｰ8:45PM(1'39)前方中央 客席7,8割（160人）
客層：20ｰ30才代中心に2世代。男女半々。
客入れ:三方島舞台。正面E列最前。折り込みチラシ厚め。パンフ A4 17ページ。
台本完全収録。すごい。物販。失念。カーテンコール2回1分。
久々の新作、意外にも芸劇初登場。
舞台。正面スクリーン。四角ブース「懺悔室」を移動、スクリーンとしても使用。
構成。白ワンピ。手紙読み、辛い人生。マッチ売りの少女を想う。赤ワンピに
着替え、汚れた手。モップで掃除ダンス。懺悔室、何も変わらない。花火の話。
助けたくても助けられない。懺悔室、出入り、私のせいじゃない。マッチの火を
つけては消す。汚れた手を洗う夢。
声も表情もダンス、全身で叫ぶ、嘆く、憤るパフォーマー。形をなぞるより
ずっと心に響く。わたしのせいじゃない連綿のラストがグサグサくる。
純ダンサーでなく、女優中心のパフォーマーで激ダンス、もどかしさも相まっての
袋小路感半端ない。補完、拡張する音楽と映像、あと紗幕使いの空間が素晴らしく。
早くも再演希望ねこ。
トーク 8:49-9:11PM(22) 7割居残り
木佐貫邦子、矢内原美邦
木佐貫(感想)久々にミクニワールドに浸る、いやみる、いろいろ感じた。
矢内原 何時もはスーパーダンサーを呼んでいる。ニブロールは地下で公演して
きたが今回ちゃんと芸劇で。ダンステクニックをもっていない人とつくる。
ユニゾンが嫌い、でも今回はやってみようと(ユニゾンのシーンって、ありました
っけ？）そうなんです。でも揃わないので「魂のユニゾン」。できなくとも
心は揃えてと。
木佐貫 それがいい。自分はユニゾンが好き。揃ったから面白いわけではない、
でもダンサーは揃えようとする。
矢内原 今回ほど感情はあっても身体がついてこないのは初めて。
（感情と振付、どっちが先？）感情があって、振付は後。感情だけで身体がついて
いかない、まったくジャンプしてないとか。
木佐貫 良い意味でダンスを観てる感じ。踊っている内に沸く感情が大事。
うっとりせずに受け止めるのがダンサーの仕事。
矢内原 演劇／ダンスは考えず、言葉も身体と。身体的な言葉を考えて、台本を
書いた。やったことないことにチャレンジした。
木佐貫 （印象に残ったシーン）沢山ある。紗幕で向こうが別の世界に。
モップ掃除の時間は観客は同じ時間を過ごす、マッチの匂いもそう。
黒沢美香さんはずっと床掃除をするとか、究極をやっていた。
矢内原（何から入った）新長田で移民の人へアンケート、みな働いていたし、
幸せを感じる時はいつかと問いを入れた。答えは予想外で、いちどもない、
故郷を離れているのだから、今はぬかるみだとかばかり。
その意味は何か考えたのがきっかけ。女性の怒りを人としてどうこうことかと
考えた。サルトルの本に手をみる、人生をみるという一節が。火がついて
消えること。
等。
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