＠三軒茶屋 シアタートラム（2021/07/02-04 3ステージ）
全自由(整理番号付）前売・当日共 一般4000円 U24 3000円 高校生以下2000円
振付・出演：山田せつ子、木佐貫邦子、矢内原美邦
衣裳：ひびのこづえ 音楽：スカンク/SKANK 映像・美術：高橋 啓祐
舞台監督：原口佳子 (モリブデン) 照明：岡野昌代 (PICOLER)
音響協力：荒木まや 宣伝美術：岡本健+高橋啓祐 記録写真：前澤秀登
記録映像：須藤崇規 制作：後藤かおり、細田拓海
助成：芸術文化振興基金 提携：公益財団法人せたがや文化財団 世田谷パブリック
シアター 後援：世田谷区 主催：一般社団法人ニブロール
2021/07/04（日）雨 2:04-3:11PM（1'06）中段上手 客席満員（200人）
客層：2世代、ベテラン半数以上、女性7割。
客入れ：感染対策。足マット、検温、手指消毒、セルフもぎり。開場時20人ほど。
1席空けなし、最前C列。当日パンフ A4 7ページ オールカラー。
カーテンコール2回後、規制退場。
そこここで同門同窓の集い？、恩師・先生と呼ばれる3人でのニブロール公演。
舞台。無数の短冊状 A4白紙がつり込まれ、微風にそよぎ。ここに映像投影。
構成。・真白ワンピドレス、借り物顔写真を顔に当てた3人。1人慟哭。
・木佐貫ソロ。その場立ち、ゆるやかな手と上体の動き。水音やがて鐘の音。
・矢内原、ハイヒールとスニーカーでドタバタ走り。木佐貫、うなだれて。
山田、手を上げて繰り返し。
・山田ソロ。幾何学的な動き。
・矢内原、戸板大のジオラマを背中に担ぎ、四つん這いで移動。日が暮れていく。
山田、矢内原の体に足を押し当て、留める。
・山田、木佐貫、後ろ向きで座り。
・文字が舞い上がる映像。矢内原、腕カバー取る、目まぐるしく。山田、机に座り、
盛んに書く。木佐貫、なぞっていく。
・木佐貫ソロ。ギター音楽。大きく、広く、伸びやかに。
・山田ソロ。ピアノ音楽。幾多の円環と飛散する映像。伸びやかに。
・発話「唐突に終わりを告げる0.1秒前」。3人、捉えるように手延べ、移動繰り返し
モータ？音。矢内原、目まぐるしく。吊された紙を次々切り落とす。
山田、震え、止まらず。オレンジ明かり、ついで客電も同色で入り。3人真っ直ぐ
客席と対峙。暗転。
現実を見つめ、個に問う、チャレンジし続けるニブロールはこの3人でも変わらず。
いろいろみて、いろいろ感じるねこ。冒頭は借り物の顔（写真）で登場、取り去って
後は文字通り素顔のダンス。協調はすれど、妥協はせずとそれぞれのダンスが
際だち。風のようにそよぎ、躍動する、なんだろ…フレンダリーな木佐貫さん。
幾何学的な動き、とてもシンプルで誠実な、でも企みある山田さん。自分に厳しい
スニーカーとハイヒールの片足ばき、記憶？（ジオラマ）を背負う等、負荷を課す
矢内原さん。ラスト、3人と観客は向かい合う。生きていく私たちの無言のコール
アンドレスポンスのようで、胸がじんわり熱くなるねこ。
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