NODA・MAP 第27回公演「正三角関係」
＠池袋 東京芸術劇場 プレイハウス（2024/07/11-08/25 47ステージ)
全指定 S席12000円 A席8500円 サイドシート5700円
＠福岡 J:COM北九州芸術劇場 大ホール 09/05-11
＠大阪 SkyシアターMBS 09/19-10/10
＠イギリス Sadler's Wells Theatre 10/31-11/02
作・演出：野田秀樹 美術：堀尾幸男 照明：服部基、北澤真
衣裳：ひびのこづえ 音楽：原摩利彦 音響：藤本純子
振付：井手茂太[イデビアン・クルー] ヘアメイク：赤松絵利 映像：上田大樹
舞台監督：瀬﨑将孝 プロデューサー：鈴木弘之
主催：NODA・MAP 共催：東京芸術劇場（公益財団法人東京都歴史文化財団 ）
出演：
松本潤：唐松富太郎（長男・花火職人）
長澤まさみ：唐松在良ありよし（三男・聖職者)、グルーシェニカ
永山瑛太：唐松威蕃いわん（次男・物理学者）
村岡希美[ナイロン100℃／阿佐ヶ谷スパイダース]：生方莉奈うぶかたりな（富太郎の婚約者）
池谷のぶえ：ウワサスキー夫人
小松和重[サモ・ アリナンズ]：番頭呉剛力ぱんとうくれごうりき
野田秀樹：不知火しらぬい弁護人、神父
竹中直人：唐松兵頭ひょうどう(異母兄弟の父)、盟神探湯くがたち検事
[アンサンブル]
吉田朋弘：生牡蠣なまがき裁判長
森田真和：墨田麝香すみだじゃこう
水口早香：女中大麻
兼光ほのか：郵便配達員
間瀬奈都美：元同級生
代田正彦[★☆北区AKT STAGE]：近所の人
近藤彩香：量子
引間文佳：量子
李そじん：官吏
的場祐太：検事補
後東ようこ[SNATCH]：芸妓
菊沢将憲：生方莉奈の父
久保田武人：副班長
白倉裕二：白衣の男
秋山遊楽：若い男
石川詩織[Mandrake]：陪審員代表
[スウィング]
西田夏奈子[東京ティンティン]
織田圭祐[ODA MADE]
川原田樹
2024/08/16(金)風雨 7:03-9:22PM(2'16)2F中段 客席満員(830人)
客層：20-30才代中心に女性8，9割。
客入れ：感染対策 手指消毒任意。通常客席。当日パンフ無し。物販。パンフ A5
1300円、戯曲掲載雑誌。カーテンコール3回 最後はスタンディング。
海外を含むロングランツアー。洒落のめすギャグはどう訳すのかしらん。
舞台。黒の若干傾斜した平台、数点の衣服、靴、事務椅子ら散乱。後方、下手側に
上がるレンガの斜路、基部にトンネル3か所。客席手前中央に「Ｘ」組の金属棒。
全体は緑の額縁に囲われ。
お話。長崎、花火師の父親殺しの裁判。次男の物理学者、三男の聖職者を交え、
「カラマーゾフの兄弟」を下敷きに世界の表と裏の関係性、顛末が描かれ。はたして
殺意のない殺人は罪なのか。
フィクションから曝けだされていく一連の近作と重なり。痴情に始まる三角関係が
ダブルミーニングで重なり、拡がり。今回は比較的早期からうかがい知られて、
胸がキリキリするねこ。量子物理学やキリスト教絡み、「平等で安定な終わり」の
光景には言葉もない。あまり観なくなった演劇的な趣向満載。テープや布ら見立て、
チープな素材で豊かな表現をしてて素敵。操るアンサンブルもスポーティでカッコ
いい。長澤さん、竹中さん、野田さんの2役切替がお楽しみ。竹中さんの五月蠅い
存在感は、年を重ねても変わらず、苦笑。
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