燐光群「現代能楽集」
＠恵比寿イ−ストギャラリ−
作・演出：坂手洋二ほか
1993/7/16(金)7:30-9:10 曇り 椅子１列下手
男女の愛のかたち。形而下のそれの様式を、３つの短編で。
ク・ナウカと同じ板敷きの舞台。中央に椅子とﾃ-ﾌﾞﾙ。広い空間が心地良い。
観知っている「能楽」は、ここにはいない。型がない、小劇場演劇がある。
表わそうとしているそのものを、様式と呼ぶのでしょうか。
２話が好き。（「四時である」作：薦田愛、構成・演出：坂手洋二）
束縛愛（女性週刊誌みたいだけど）を、静かに描く。拓本の男などの
特異なキャラも、燐光群らしい。
１話（「わたしをさがして」）は、いささか長くて眠い。押さえた官能の
表情は巧い。３話（「海の家 川中健次郎ショウ」）は、可笑しさの
アイテムがいろいろ。会場じゃおおっぴらに笑えなかったけど。
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