流山児★事務所「悪漢リチャード」
＠下北沢・本多劇場
脚本：山本清多 演出：流山児祥 音楽：Ｊ・Ａ・シーザー 美術：島次郎
出演：吉田日出子、松村冬風、相島一之、海津義孝、美加理、高田恵篤、
山口美也子、藤田佳昭、三松明人、善田卓也、塩野谷正幸、新納敏正、
樫葉武司、若杉宏二、曽我泰久 ほか
1994/5/29(日)7:00ｰ8:45PM 晴 客席６割
デコさん、圧勝！。勝ってどうする！。ファンならずと観に行きましょう。
お話し。リチャード３のプロットを借りて。アジアの小国。政情不安定な
軍事国家が舞台。流山児おなじみの道具立て。
ジャンキー、ヤンキー、とんでも切れ者リチャード。最初の出、デコさん
いいなあ。客に絡む与太ぶり。きょろきょろ動く目。ぞくぞくする。
年末のコクーンでもない。六本木の穴蔵でもこんな役は、あったかなあ。
演出がさっと流すので、もの足んない。もちろん、彼女の演技をもっと
観たいからの不満。
対する美加理（リチャード夫人）は、新人みたい。海津、高田は一本調子で。
ミラーイメージ演出となる塩野谷（ポニファシオ）も対となるには、小さく
見えてくる。舞台あらしデコ。一見の価値あり。千秋楽除いて、いい席まだ
あるみたいだしね。
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