榴華殿 「バビロンより愛をこめて」
＠臨海副都心 有明南G街区 特設野外劇場(1996/7/26-8/4 10ステージ）
前売3500当日4000 作・演出：川松理有
出演：古本恭一、阿部由輝子、新田敏康、横山裕子、森田小夜子、須長信子、
伊藤美奈、大路幸成、佐野みかげ、佐々木蛍、恩地英二、はだひろし、
余吾真登香、三村晃弘、山野朋英、春戸呂夷人、矢部謙次、岩崎加奈子
1996/7/28(日)晴れ 7:00-9:45PM 前方から 客席7割（全階段状ベンチ 120人)
会場。新橋からゆりかもめ。タイヤ付き電車。全無人。ホントに大丈夫か。
駅はドア付きでPL対処。偉い。ちと揺れる。鉄棒じゃなく吊革ほしい、ちびねこ。
左右ビルと海。レインボーブリッジ。あれ、ぐるり一周。サービスかい？。
でも橋の下走るのね。見えてくるビルビル。変な建物とすげえ広い空き地。
なるほど「猿の惑星」状態。会場セット見下ろしながら、駅。扉開く。潮の香り。
なるほど湾岸。
サーカス小屋みたいな客席パビリオン。舞台奥には象の彫像とか、古代神殿
みたいセット。もっと、広く展開して使ったらと思う。今でも結構広いのだけど。
脇に小太鼓。緊急時はならすそう。ふーん。
お話。前回（'95-10湯島聖堂）は、1910年代の映画界を背景に映画の父：
グリフィスとリリアンの結びつきの過程を。今回は映画「イントレランス」の撮影と
その後の展開を描く完結編。
一気呵成。駆け抜ける様は前回同様。平板とも取れるけど、悲しみも怒りも
巻込む勢いあり。小細工の無さに好感。期待しすぎだと△のセット。芝居の流れに
のれば、さして気にならず。冒頭とラストの老いたギッシュ姉妹。「八月の鯨」を
彷彿。あれも海が近い場所の映画。今日みたいに風吹く・・。酔ってる、ねこ。
ラスト。湾岸の夜景の中に遠ざかり、フェイドアウト。経た時代と彼らを現すかの
よう。○。これで2時間なら、体にも嬉しいだけど。
役者。リリアン役、阿部由輝子さん。小劇場で一番、縦ロール髪が似合う女優。
まじかでみて、ますます可憐。佐野みかげさん。奇麗。
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