立身出世劇場プロデュース「地上最低のショウ」
＠下北沢・駅前劇場(1998/2/13-16 6ステージ) 全自由前売り2500当日2800
原案：後藤ひろひと 脚本・演出：関 秀人 出演：関秀人、冬乃もみじ、
平田眞寿美、みなみさゆり、岸本奈津枝、今仲ひろし、金田聡美、中谷克広、
井之上チャル、山本禎顕、上別府勲、谷省吾（遊気舎）、桂雀三郎
1998/2/15（日）曇り 6:05-8:05PM 最前列から 客席ほぼ満員(110人）
客層：20〜30才代中心。男女半々。客入れ：全椅子席。奧から詰めてお願いあり。
後藤ひろひと、原案ってなんだ？と久々に観に行くねこ。
舞台。装置なんもなし。お話。へまして沈められちまった男（関）は詐欺師の相棒
（谷）が気がかり。つうか同じ世界に誘いたい！？と時々こんにちは。相棒は追わ
れる身とはいえ、なにやら淋しいＯＬ（もみじ）をターゲットに、詐欺技リハビリ
一方、とある劇場ではイベント舞台設営中。とりどりの依頼主に呼ばれた、様々な
芸人達。はて、併走する二つの物語の行く末は？。
大王のアイディアあれど、基本は立身。ちと気障も恥ずかしげに、ベタもハートウ
ォームないい味わい。ショーをもっと膨らませ、キャラも派手にとは思えど、これ
はこれ。ゆるめなれど、愛すべき役者達に安心微笑みねこ。もう一つのショー、男
女の顛末。谷さん、美味しい役。茶化さず、気障なれど素直に演じて○。もみじさ
ん、一番印象深し。嘘とわかっても願う、淋しいきびしい心が伺える佇まい○。回
想ビデオが切ないいい味だして○。後、桂雀三郎さん。余裕の飄々演技。冒頭の唄
「人情噺だ、輪になって踊ろ〜」フレーズが妙に気に入ったねこ。
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