流星倶楽部「ほそっちょの月とふんわりの雲」
＠新宿二丁目・タイニイアリス (1998/9/22-23 3ステージ)全自由前売り2300当日2500
作：星空ひかり 演出：寺岡永泰 舞台美術：千田剛良 照明：山本孝徳
出演：小栗一紅、住吉真由美、千田剛良、大谷貴志（劇団メロディアスメロン）
黒木保子、滝田全彦（フルスケール）、松本知裕、大陸（無限会社限定）
1998/9/23(水祝)曇り 1:05-2:40PM 前方より 客席6割(40?人)
客層：20-30才代中心に老若男女。客入れ：特記なし。ゆるやかに埋まる客席。
大阪の劇団。昨年に続く、タイニイアリスフェアへの参加。
舞台。ビルの屋上設定。簡単なバーでできた柵が前方と上手。下手に地階からの
階段あるコンクリートボックス。観葉植物が一鉢。
お話。なんもない屋上にバーを開業しようとする女の子（大陸）と手伝う友達（住吉）。
いつのまにか手伝っている、美容室の子（小栗）とその自閉ぎみの妹を気遣う店主
でもある兄（松本）。と、仕事さぼりに来てたのがいつしかな、営業マン（滝田？）と
彼の同僚（黒木）。所在なさげながら、思うところがぽつぽつと・・。
不思議なとらえどころの無さ。現実からちと浮いたよな、ぽつぽつ会話の狭間に
生の感情が噴出、暗転後に事件がいつのまにか起きてたり。ゆったりした会話延々
にまったり午睡するも、時折目を覚まし、あれれねこ。現実の酷さや、したいことと
現実の格差への焦燥など覗かせながらも、深く追わず飲み込んでさらさらと展開。
ちとものたんない。なれど、押しつけじゃない、観劇後の気持ちにそっと残るよな
認容の感触は○。昨年公演の人？ねこ？な人物のような、不可思議設定がなく、
刺激に乏しすぎた感は△。あと。女の子モノローグが結構好きなねこには、美容室の
子が世の事柄を確認するよに、列挙してく場面がとりわけ印象的で○。
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