レニ・バッソ Leni-Basso「ビターサイドワインダー bittersidewinder」
＠新大久保・東京グローブ座 (1999/3/5-7 3ステージ)
全指定S-3000 A-2500（当日＋300）
構成・振付・演出：北村明子 照明デザイン：関口祐二[A.P.S]
作曲・音響：江村桂吾[The Mode of Life] GUITAR:有地利之 VOICE：川相真紀子
映像デザイン：兼古昭彦 衣装：鈴木マユミ[CHO-SHI] メイク：坂田真理子
宣伝美術：柳沼博雅 宣伝写真：永妻亜矢子
プロデューサー：布施龍一 制作：Wild＆Honey,Inc.
出演：北村明子、前島弥恵子、吉原未央子、野澤英代、鹿島聖子[ザンゾラン]
本田和子、中島晶子、黒田清美、池田みすず
1999/3/7(日)雨 4:10ｰ4:55PM('45) ２Ｆサイドから 客席７割(250?人)
客層：２０ー３０才代中心に老若男女。
客入れ：１Ｆ席を撤去し、１Ｆフロアの２／３を使ったステージ。２Ｆ席にお客集
中、１Ｆの最後尾席は残してお客をいれ。あそこだと天井まで含めた空間が観が
たいんじゃないかしら。
舞台。通常客席部分に、１０×２０ｍほどの白いステージ。上方にプロジェクタ４
台。サイドにムービングライトいくつか。お客は２，３Ｆから俯瞰してみる趣向、
は前回水のないプール会場（＠EAST GALLERY)公演とおなじ。
シャープで美しい空間造形◎。攻撃的な盛り込みとその懲りよう。比べられるもの
があまりないほど、トップレベルのかっちょよさ。前回同様、矩形を多用した照明
とビデオを床全面に投影。鋭角な照明に、カオスな波紋やノイズ、テキスト画像の
取り合わせ。縦横スキャン、回転の各パーツのユニゾンに強弱濃淡、緩急をつける
システマティックな動きのリズムが心地よく、快感ねこ。会場サイドからは、舞台
のみならず、客席もワイプする照明が加わり、なんかもう構築物な照明に。
音楽もまたクール。ヒップホップ、ドラムンベース、ラテンな・・。笑い声（川相さん
＠元・ブリキの自発団、だったのね）をサンプリングした、ミステリアスな冒頭曲も
また○。
照明同様、ダンスもシステマティック。個々というより全体として変化してゆく。
動きは自由で囚われがない、やんちゃなとこあり。溜めて、ばねのように急回転し
たり、弾けたり。バスケットボールを思わせるのがあったり。交差する足のリズム
もスポーティな。ラスト、溜めていたものが開放されたみたいに、激しく踊るシーク
エンスは特に○。
出ずっぱりの展開にダンサー健闘。その中でも、北村さんのキケンなほどに切れる
動きはさすが。でも、舞台が遠いのと、陰影な照明に埋もれて、動きがよくわかん
ないとこあり。なんかもったいないと思ったねこ。ラスト近くまで、薄暗がりで眠気
催したりもまた悲し。次回、本公演は１年後かしら。楽しみに待ちたいねこ。
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