レニ・バッソ 特別企画公演「サイファー＋ドレッド・サカー」
Leni-Basso Cypher＋[dred:sΛker]
＠天王州アイル スフィアメックス(1999/12/24-25 2ステージ）
全自由前売り3000当日券3300 ペアチケット(Wild&Honeyのみ取扱い）5500
構成・振付：北村明子 照明デザイン：関口祐二[A.P.S]
作曲・音響：江村桂吾[The Mode of Life] 映像デザイン：兼古昭彦
衣装：渡邊昌子 舞台監督：黒田隆行、中野倫子[ball, inc.]
宣伝美術：柳沼博雅 宣伝写真：永妻亜矢子
プロデューサー：布施龍一 制作：Wild＆Honey,Inc.
出演
１サイファー 森本京子
２ドレッド・サカー
北村明子、前島弥恵子、Efrat Mazor、栗原宏之［ダンステアトロ２１］、
野沢英代、二見一幸
1999/12/25(土)晴れ 7:05-8:00(25/休5/25) 後方より 客席超満員(150人)
客層：20-30才代中心に老若男女。おじさまも結構。おしゃれな人多し。
客入れ：整理券なし、しだい満席。壁際で立ち見もありの盛況。場内誘導随時。
荷物預かりは頼めばあり？。折り込みパンフ。出演者、スタッフと予定掲載。
バレリーナ森本京子を振り付けたソロ、と少人数構成の共に短編。
１「サイファー」
舞台。スクエア空間。床に銀色のトラス状ミニタワー点在、袖側にも橋梁若干。
暗闇に小さく電子音。ピンスポットをダンサーに投下、断片的なシークエンスを
見せて暗転。ゆったりと腰溜めにする動き＋ばねがはじ切れたような動きをフラ
ッシュする複雑。バレエな動きを全面に取り込み、瞬発、停止するエッジな動きを
多用しながら、全体をなめらかに繋いでく。瞑想的、また早いビートのドラムン
ベースなど曲想を変えるにつれ、照明もストロボ、全体光、シルエットと変容。
歩いてる場面さえ、断続的にみせるだけで絵になってて、ホンとかっこいい。
速いテンポでの活性、クールダウンしての優美さとダンサー好演。でも、後半
きつそうな印象、とこれ以上は期待しすぎかしら。
２「ドレッド・サカー」
舞台。前半のタワーを撤去。前後床に横に引かれたライン。背景に大スクリーン。
最初。後方のライン上で一組のダンサーが格闘めいたダンス。ストリートダンス＋
不連続にエッジな動きを入れ込んだ複雑なもの。ＣＧはダンサーが対峙するに会わ
せたように、２ヶのワイヤフレームの多面体＋テキスト断片。やがて、前面の
ライン上でも動き開始。二本線、バーコード状などＣＧは、音楽とともに変容。
この背景にダンサーのシルエットが大きく投影。リアルダンサー、シルエット、
ＣＧのコラボレーションはたゆまなく複雑に変化、加速減速を繰り返しながら
ドライブ感を増していく。幻惑的ながら、クールでスタイリッシュな構成。
モノトーン・ビジュアルの美しさ。「ダンス」を空間演出を含めて、前面に見せような
企画成果に拍手ねこ。ダンサーでは北村さんのダントツの切れ味、男の子も
ちょっと目が引かれたねこ。
２ステージ、３００弱のお客で独占してるなんて、ほとんど罪なもったいなさ。
ぜひ世界にもっていってほしいねこ（どこかスポンサーにならないかしら）。
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